2024/09/16

ルイヴィトン修理リペア

LOUIS VUITTON根革修理

こんにちは。高級ブランドバッグ・財布等の修理専門店のREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)です。今回、高級ブランドバッグ・財布等の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でご紹介するのはLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のショルダーバッグの”バックル根革交換修理”のご依頼です。こちらのルイヴィトンショルダーバッグは、「ヴィバシテ」という製品になります。”シテ”とはフランス語で都市という意味を持つ言葉で、ルイヴィトンのシテシリーズはその名の通りシティーユースバッグとして作られました。特徴としては長方形のシルエットで広い開口部を持ち、マチも広めに作られているので収納力に優れているのが魅力です。そのシルエットからかっちりとした印象を持たれることが多いですが、実際にものを入れてみると想像以上の収納力に驚かれる人も少なくないそうです。このようにシテシリーズは見た目以上に収納力が高いので、荷物をたくさん運びたい方にはぴったりのアイテムです。また、外ポケットが付いているので使用する機会が多いものやすぐに取り出したいものなどは取り出しやすい外ポケットに収納できるのも魅力のひとつです。さらに、持ち運びしやすく日常使いに適したバッグであるだけではなく、ルイヴィトンらしいデザイン性の高さも人気を得ている理由かと思います。しかし、このシテシリーズは残念ながら現在は廃盤となってしまいました。時代の変化に合わせてさまざまなデザインのアイテムを発売しているルイヴィトンですが、それに伴って製造が終了してしまうシリーズもたくさんあるということですね。シテシリーズには「シテ」と「ヴィバシテ」というアイテムがあり、今回のご依頼品は”ヴィバシテ”になります。シテもヴィバシテも優れた収納力と高い機能性を持ったバッグです。どちらも見た目や機能性が似ていることから混同してしまう方も多くいらっしゃいますが、違いとしてはまずファスナー部分です。ヴィバシテは開口部がシングルファスナーであるのに対し、シテはダブルファスナーになっています。また、ヴィバシテは外ポケットの仕様がフラップ付きであるのに対し、シテはファスナー式です。このように、それぞれのアイテムには小さな違いがありますので、ご自身にあったバッグを見つけることができます。

修理リペアの実例概要

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それでは、高級ブランドバッグ・財布等の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)へ修理のご依頼をいただいたバッグを見ていきましょう。こちらが今回、高級ブランドバッグ・財布等の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でお預かりした「ヴィバシテ」です。ヴィバシテはコンパクトなサイズから大型のサイズまで、全部で3つのサイズが展開されています。最もコンパクトなものはヴィバシテPMです。こちらは外ポケットが一つ付いていてコンパクトながらも機能性は十分にあるのでちょっとした外出にぴったりです。次に大きいのがヴィバシテMMです。こちらはPMの横幅が大きくなったミドルサイズのバッグで、正面にマグネットボタンの外ポケットが2つ付いているので整理しながら収納できる便利なバッグです。最も大きいのがヴィバシテGMです。こちらはバッグに合わせてマグネットボタン式の外ポケットが大きく作られているのでスマートフォンやキーケースなどを取り出しやすい位置に収納できます。内ポケットも付いているので細かい荷物も整理することができます。

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今回のご依頼品はヴィバシテの中でも最も大きいサイズの”ヴィバシテGM”です。GMはペットボトルや折りたたみ傘などの大きい荷物も収納することができるので、根革部分(ハンドルと本体を繋いでいる部分)に大きな負荷がかかりやすくなっています。こちらは根革の劣化はそこまで見られませんでしたが、ベルトループの革が千切れてしまったということで修理のご依頼をいただきました。通常、モノグラム・ヴィバシテのハンドル(持ち手)や根革などにはヌメ革が使用されていますが、こちらはヌメ革部分が染料で染まっている状態でした。ヌメ革は経年変化によって色が濃く変化していく素材なので、定期的にブラッシングしたり専用のオイルクリームなどを塗ったりしてお手入れをしないとまだらなシミができてしまい、元の色には戻すことができません。こちらのご依頼品はヌメ革部分を染めることによってそんな経年変化(エイジング)による色の変化を無くしていたのだと思います。そのため、今回は新しいヌメ革から切り出して交換するのではなく、似たような色の革を使って修理を行わせていただきました。革を使うことで色の変化を気にすることなく使い続けることができます。

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こちらが”バックル根革交換修理”が完了した修理箇所を近くから見た写真です。千切れていたのはベルトループのみでしたが、ベルトループを交換するときはバックル根革を一度本体から外して新しいベルトループを根革の中に固定し、再度バックル根革を本体に縫い付けるという工程になります。このように、バックル根革のステッチをほどいてから再度新しくステッチを入れることになるので、根革が劣化しているとステッチが埋まってしまったり、再度ステッチを入れることによって革が破けてしまったりする可能性が高いです。そのため、弊社でヴィバシテのベルトループ修理を行うときはバックル根革ごとセットで交換することをおすすめしております。今回のご依頼品も根革の破れ等は見られませんでしたが、縫い直すことで破れてしまう可能性が高かったので根革一式交換を行いました。修理後は元々の革の色とあまり大差なく自然な仕上がりになり、革の縁に入っている線模様も再現できたかと思います。ヴィバシテGMはハンドルに長さ調節用の穴が左右に3つずつ開いているので、ご自身の身長にあった使いやすい長さに変えることができるのも魅力で人気を得ている理由のひとつです。

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実際にベルトループ部分にハンドルの端を入れてみた写真がこちらです。同じ大きさや形になるように切り出して作成しましたので、ハンドル部分にぴったりとはまってきちんと固定することができているかと思います。今回のように通常の場合とは少し違う革の素材を使用したり仕上がりについてのご希望があったりする場合は、できる限りお客様のご要望にお応えできるように相談しながら修理方法などを決めていきますので、お気軽にお申し付けくださいませ。どうしても対応不可となる場合もございますのでその際はご了承いただけますと幸いです。以上で、今回の高級ブランドバッグ・財布等の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)の修理内容のご紹介を終わらせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。高級ブランドバッグ・財布等の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)では、高級ブランドの正規店では断られてしまった修理内容もお受けできる場合がございますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。お客様のご利用をスタッフ一同お待ちしております。