ルイヴィトン製品の修理履歴は確認できるのか
2024.11.25
皆さんこんにちは。REPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)です。
昨今は、一つのものを購入するにも複数のお店を比較しながら検討することが出来るようになり、購入先の形態も多様化してきています。正規店店頭はもちろん、公式ホームページやフリマサイト、リサイクルショップ等、お店での購入だけでなく個人間での売買も簡単にできるようになりました。
本日はヴィトン製品の修理履歴が確認できるのかについて解説していきます。
目次
1.ルイヴィトンの場合
1-1.新品で購入し修理した場合
ルイヴィトン製品の購入者自身がルイヴィトンストアへ修理の依頼をおこなった場合、その情報は個人情報としてルイヴィトンストアのデータベースに記録されることになっています。そのため修理依頼をおこなった本人が問い合わせをすれば、履歴の確認をおこなうことが出来ます。
1-2.中古品を購入した(所持している)場合
中には大切な人から譲り受けたものであったりすることもあるかと思います。現在の持ち主が品物の購入者(修理依頼者)でなかった場合のお話もしていきます。
昨今は、一つのものを購入するにも複数のお店を比較しながら検討することが出来るようになり、購入先の形態も多様化してきています。正規店店頭はもちろん、公式ホームページやフリマサイト、リサイクルショップ等、お店での購入だけでなく個人間での売買も簡単にできるようになりました。
物流やネットワークの成長に伴い全く知らない人、ひいては違う国に住む人から譲り受けることが可能になりました。詳細の状態や修理等の履歴を正しく把握することが難しくなってしまうのではないでしょうか。もちろん取引時のやり取りの中で、修理履歴を確認することもあるかと思いますが、必ずしもそれが正確であるとは限りません。
こういった場合ルイヴィトンストアで修理履歴の確認をおこなうことはできると思いますか?
残念ながらこういったケースだと、ルイヴィトンストアでは修理履歴を確認することはできません。先述した通り、ルイヴィトン製品の購入者自身がルイヴィトンストアへ修理の依頼をおこなった場合にのみ履歴の確認が可能であるため、フリマサイトなどの二次流通を経て購入されたものは、譲ってくれた(販売してくれた)方からの申告(情報)でしか確認を取ることが出来ません。
過去のモデルだと、本体にシリアルナンバーが刻まれている物もあり、それをベースに履歴等を確認できるのでは?という声も聞かれますが、実際のところこのシリアルナンバーで確認することは困難とされています。また、昨今ではシリアルナンバーの代わりにチップが内蔵されており真贋鑑定にも使われたりしていますが、こちらのチップのついてもどういった情報が入れられているのかはルイヴィトンの一部の人しか知らないとされています。こういった事を鑑みると、店舗で修理履歴を確認するという工程から、そのような個人情報は含まれていないのではないかと推察します。
2.REPAIR-SHOP HIRAISHIYAの場合
2-1.ルイヴィトンでの修理履歴は確認できるのか
先ほどは、個人でルイヴィトンストアに履歴を問い合わせた場合のお話をしました。
ではREPAIRーSHOP HIRAISHIYAのような修理専門店が修理履歴を確認することはできるのでしょうか?
前半を読んでくださった方はもうすでに察しがついているかと思いますが、この場合も履歴を知ることはできません。購入したアイテムと購入者の個人情報が紐づけされているので、業者が情報を得ることはできないのです。
2-2.自社でおこなった修理の履歴は確認できるのか
REPAIRーSHOP HIRAISHIYAにて修理をおこなった場合、修理内容は全てお見積書兼ご請求書に記録されているため、ご自身で書類を保管をされている場合は書面にて確認が可能です。万が一書類をなくしてしまった場合でも、弊社にて同様のデータを保管している為、作業履歴は全て確認することが可能です。
3.修理を依頼するときに気を付けたいこと
3-1.ルイヴィトンのリペアサービスを利用する場合
ルイヴィトンのリペアサービスは仕上がりまで時間がかかる場合があります。修理の内容やタイミングによって期間も大きく変わりますが、おおよそ2~3か月前後とされています。
大がかりな修理を要する場合、半年ほどかかることもあります。部品の在庫状況によっては外国の工場から取り寄せる必要もあるためそういった場合は時間がかかってしまいます。
また、修理の料金も高額になります。これは職人さんたちの手作業による丁寧な加工やロゴ入りのオリジナルの部品を使用していることが影響しています。これらのロゴ入りの製品はルイヴィトンでしか製造がされていません。
3-2.REPAIR-SHOP HIRAISHIYAを利用する場合
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAへの修理のご依頼は公式ホームページより承っております。
弊社での修理の場合、モノグラムやダミエなどルイヴィトン特有のデザインが施された生地やロゴが刻まれた部品は使用することが出来ません。
そのため代替品(ロゴなどが刻まれていないパーツ)を使用しての修理となります。使用するパーツの色味についてはもともとの色味と近いものを選定させていただきます。修理箇所や修理内容によっては、もともと使用されていた部品を使用して修理をする、或いは一部部品を付け替えるという事も可能ではありますが、これに関してはお品物の状態(個体差)によって可否が変わってくるため、お見積りにて詳細をご案内しております。
弊社のような修理専門店を利用する場合の注意点として、ルイヴィトンストア以外のお店で修理をおこなったお品物については、それ以降ルイヴィトンでのリペアサービスを利用することが出来なくなってしまう可能性がございます。予めご了承ください。
3-3.修理後に気を付けたいこと
壊れてしまった部品が新品になったり長年の汚れがきれいに落ちたり、メンテナンス後のアイテムを見てほっとする方も多いのではないでしょうか?
革製品は基本的に物持ちがよいので、部分的な補修などを繰り返していても長い年月使い続けることが出来ます。しかし、大きなメンテナンスが終わってからの使い方や保管の仕方を見直すと、さらに良い状態で使い続けることが可能です。
直射日光や湿気の溜まりやすい場所での使用・保管はあまりお勧めできません。これは革製品を使うにあたって多くの方が知っていることかもしれませんが、とても重要なことですね。加えて自宅でのこまめなメンテナンスも欠かせません。ブラッシングやオイルメンテナンスなどをコツコツ丁寧におこないましょう。
ルイヴィトンで主に使用されているヌメ革は、使い込んでいく中での色の深みの出方やツヤ感が非常に美しく、とても個性が出る革です。味の出る過程を楽しみを味わいながら長くきれいに使い続けていきたいですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
本日は、「ルイヴィトン製品の修理履歴の確認は出来るのか」についてお話しさせていただきました。ルイヴィトンストア、REPAIR-SHOP HIRAISHIYAそれぞれ履歴の管理方法が異なります。
今回ご紹介したホームページ内の記事やSNSは定期的に更新を行っておりますので、ぜひご覧ください。当然、こういった事例だけでは解決できないこともあるかと思います。修理内容について不安があったり気になる点があった場合にはお気軽にお問い合わせください。
REPAIRーSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンをはじめとする数多くのお品物の取り扱い実績がございます。ルイヴィトンでも同じモデルの品物を何個も受け付けていますが、一つとして同じ品物はありません。お品物の状態によってその度合いや修理方法は様々です。
REPAIRーSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンなどの革製品の修理や内装外装のクリーニングのほか、色褪せの補色なども承っております。補色に関する詳しい記事は【こちら】からご覧いただけます。
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAはお品物の状態に合わせたご提案を心掛けております。ぜひお手元のお品物について、お困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
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