皆さんこんにちは。REPAIR-SHOP HIRAISHIYAです。

本日はルイヴィトン製品等の修理期間について解説していきます。

前回は比較的簡単な部品等の交換修理などを中心にお話してきましたが、今回は複数箇所の修理であったり、部品が様々な部分に干渉する場合の修理期間についてを中心にご案内していきます。

１．複雑な修理内容とは

具体的に、どういった内容が「複雑な修理」に該当するか、というのは明言するのが難しいです。これはバッグやお財布の構造・状態によって変わってくるためです。
ある一部分だけの修理をしたいという場合でも、その修理をおこなうために必要な過程でどうしても影響が出るパーツがあると「複雑な修理」になってきます。

２．おおよその修理期間について

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは、これらのおおよその修理期間としては２か月前後とさせていただいております。

修理箇所が複数あったり、修理内容が複雑だったりする場合、どうしても作業完了までにお時間をいただいてしまいます。工場の作業状況によって納期も変動してしまうため、このような概算の日数でご案内しております。

ルイヴィトンストアなどブランドが提供するリペアサービスの場合、さらにお時間がかかることが多いです。付属部品の交換などの内容でも３か月前後待つ場合があります。作業はもちろん、それまでのお見積りなどについてもお時間がかかってしまう場合があります。

３．他店とREPAIR-SHOP HIRAISHIYAの比較

おおよその修理期間について解説してきました。ここからは実際に修理作業をおこなうお店ごとの違いについて解説していきます。

様々な修理をおこなっているお店を比較していきますので、ぜひご参考になさってください。

３－１．ブランドが提供する修理サービスの場合

ここでは、ルイヴィトンのリペアサービス（ルイヴィトンストア）の場合についてお話させていただきます。

ルイヴィトンの場合、自社のバッグやお財布の修理を受け付けているため、クオリティなどを含め絶対的な信頼があります。ブランド自身が修理をおこなうことで、クオリティやブランドとしての価値を維持し続けることができるというメリットがあります。

もともと使われていた部品と同じものが使われているかどうか、という点はブランド価値に大きく影響してきます。仮に今後何らかの理由で「中古市場に出す」となった場合、修理履歴は大きく影響してきます。販売するにあたってこういった部品や傷は査定に関わってきます。純正部品以外が使用されていたり、傷が多ければ当然品物の価値が落ちてしまうのです。

３－２．修理専門店の場合

修理専門店は、ブランドを問わず修理をおこなってくれるところが多いです。特定のブランドに集中して依頼内容等を絞る、ということも少ないかと思います。こういった修理専門店の場合、ブランドロゴが刻まれた部品（ファスナーの引手や根革等）の修理に関しては代替品での修理対応となります。

ルイヴィトンストアなどの大手ブランドのリペアサービスは、受付店舗が国内に数か所しかないためどうしても依頼が集中してしまいます。そのためお見積りのご案内や作業のとりかかりなど、序盤の段階で時間がかかり、待ち時間も長くなってしまいます。

修理専門店の場合は各地に存在するため依頼も分散されます。これにより、大手ブランドのリペアサービスに比べて早く仕上がる場合もあります。しかし修理の経験やクオリティ、料金についてはそれぞれのお店によって差が出てくる部分のため慎重に選ぶ必要があります。依頼する際は、ホームページや口コミの情報などをもとに経験豊富なお店を選ぶことをオススメします。昨今は積極的に修理事例を公開しているお店も多いため、参考になる情報が見つけられるかと思います。

３－３．REPAIR-SHOP HIRAISHIYAの場合

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは、ルイヴィトンを中心に数多くのブランドのバッグや財布の修理を承っております。弊社は福島県二本松市に工場を構え、金具やヌメ革の修理のほか内装の交換、補色などをおこなっております。ご注文はWebもしくはお電話にて承っており、日本全国どこからでもご依頼が可能でございます。

納期については前述したように内容によって前後する部分があります。そのため、明確な日数のご案内は致しかねますがおおよその目安として２か月前後での仕上がりとなります。染色やクリーニングなども併せてご依頼いただく場合は、ここからさらに１か月程度お時間をいただく場合がございます。

ルイヴィトン等ロゴ入り部品の修理に関しては、他の修理専門店と同様に代替品でのお直しとなります。またその他のロゴがない部品の修理についても、もともと使用されていたもののお色味や形状に近いものを使用してのお直しとなります。完全に同じものとはなりませんので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

４．修理事例の紹介

ここからはREPAIR-SHOP HIRAISHIYAでの修理事例についてご紹介いたします。

４－１．ルイヴィトン　耳革の交換修理

修理内容はちぎれてしまった”耳革の交換修理”です。ルイヴィトンの側面には耳革がついていることが多いのですが、耳革はこまめな手入れが必要とされる”ヌメ革”で作られており、手入れ次第では革は10年以上もつと言われています。このヌメ革を同じ形、サイズに切り出して修理を行っていきます。交換する部分のヌメ革のサイズで料金が変わってきます。

ヌメ革交換の修理で注意をしなければいけないこととして、糸を解き古いヌメ革を取り除く際に同じ場所のパイピング部分も劣化していて再利用が出来ない可能性がある。ということです。パイピング部分も同じ年数、経年劣化をしていますから”耳革”が劣化している場合には今回のようにパイピング部分も交換となるケースが多いです。

４－２．ルイヴィトン　革あて修理

こちらは根革修理のご依頼でしたが、デニム生地部分の補強という面から伸縮性と耐久性のあるヌメ革をあてがう”革あて修理”をご提案させていただきました。

一度金具を取り外し、劣化したデニム生地から状態の良い箇所へ位置を変えて新しいヌメ革をあてました。最初のデザインとは少し見た目が変わる形にはなりますが、確実に強度が強くなり修理後も長くお使いいただけることを考え、今回のようなご提案に至りました。

４－３．応用力を生かしたご提案

ルイヴィトンのリペアサービス（ルイヴィトンストア）など、ブランドが運営する公式の修理部門へ依頼する場合、破損がひどく既定の部品が使えないなどイレギュラーな状態になってしまったお品物については修理を断るケースが多いです。

しかし、REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは４－２でご覧いただいたような、素材の状態に合わせた修理方法のご提案が可能です。

グループ展開していたり、自社ですべてのアイテムの修理を担っていたりするブランドだと、どうしてもある程度決められた作業方法の中から適した内容を提案するという形となってしまいます。

しかし、それではどうしてもお客様の「長く使いたい」という気持ちにお応えできないことがあります。REPAIR-SHOP HIRAISHIYAではそういったお客様のお気持ちに寄り添い、ご要望に応えるため、修理方法によっては内容が複雑になり、納期や費用も相応にかかってしまうこともございますが、代替案などもご提案させていただいております。

５．まとめ

いかがでしたか？

本日は、複雑な修理内容にかかる納期について、他店との比較をしてきました。

購入先のブランドで修理を断られてしまうと、「もう直すことが出来ない」、と諦めてしまったり焦ったりしてしまう事もあるかと思いますが、その際はぜひ一度「修理専門店へ依頼する」という選択肢についてもご検討いただければ幸いです。

それぞれお店によって出来ること、出来ないこと、料金や納期などが異なります。お客様がどういった部分にポイントを置くかによって、ご依頼先も変わってくるかと思います。

様々なお店を比較しながら、ご自身のご要望に沿うお店を見つけていただければ幸いです。その中でもし、弊社をご利用いただける場合には、弊社スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。

REPAIRｰSHOP HIRAISHIYAは主にWebサイトを利用してのオンライン注文にて承っております。24時間いつでも注文フォームをご利用いただけますので、営業時間を気にせず簡単にお手続きが可能となっております。お電話での受付につきましては専属のオペレーターが対応をいたします。ネットでの注文や操作にご不安がある場合にはぜひこちらをご利用くださいませ。

今回主にREPAIRｰSHOP HIRAISHIYAとしての修理方法、ルイヴィトンストアでの断られてしまうケースについて解説をしてまいりました。先述したとおり、修理の仕方や料金などについてはお店によっても様々です。同じ「修理専門店」でも弊社とA社では料金が大きく異なったり、納期が大きく異なったりと、サービス内容や特徴もお店によっていろいろあります。それぞれの違いや、お客様自身のご要望と照らし合わせて適切な方をご選択いただければと思います。

REPAIRｰSHOP HIRAISHIYAの公式ホームページ内ではルイヴィトンストアと修理専門店の違いについてくわしくまとめた記事なども公開しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。

REPAIRｰSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンをはじめとする数多くのお品物の取り扱い実績がございます。ルイヴィトンでも同じモデルの品物を何個も受け付けていますが、一つとして同じ状態の品物はありません。お品物の状態によってその度合いや修理方法は様々です。

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAはお品物の状態に合わせたご提案を心掛けております。ぜひお手元のお品物について、お困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

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