2023/01/25

ルイヴィトン修理リペア

ルイヴィトン|バッグ修理

本日、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)修理専門店のREPAIR-SHOP HIRAISHIYAがご紹介する修理実績は当店で一番多くご依頼を頂くのではないかというヌメ革部分の交換修理になります。ルイ・ヴィトンの多くのラインで使用されているヌメ革ですが、まずヌメ革とは何かとご説明させていただくと牛の本革に植物の渋に含まれるタンニンという成分を鞣し、表面加工を施さず仕上げたシンプルな革です。革製品の中でも一際ナチュラルで革らしい雰囲気が人気があります。鞣し(なめし)というのは、動物の皮を腐敗や乾燥による硬化をしないように製品として使えるように加工することです。皮革を扱う時には鞣し加工をする前の素材を「皮」、鞣し加工をして製品として使えるようになったものを「革」と呼び分けているんですよ。革本来の匂いときめ細やかで滑らかな手触りは高級ブランドのバックなどに使用されるのにふさわしい上品さが特徴ですね。別名ではそのままナチュラルレザーと呼ばれています。このルイ・ヴィトンによく使われるヌメ革ですが、使い込んでいくと味わいが出て素敵なエイジング(経年劣化)が楽しめるのも魅力のひとつです。しかし、エイジングを楽しむには最低限度のお手入れが必要になるのが革製品を愛用する上でひとつ目のハードルなのではないでしょうか?このヌメ革ですが難しいお手入れは必要ないものの表面にコーティング加工をしていないナチュラルなレザーになるのでかすり傷などに弱く注意をしなければなりません。また、水分にも弱いので雨などの日には特に注意して持ち歩かなければなりません。ルイ・ヴィトンはバックのラインには、ショルダーバックのストラップ部分やバックの持ち手のパイピング部分などヌメ革を使うことが多いので雨によるシミや汗による黒ずみ等の相談が修理専門店でも多い印象です。ヌメ革のストラップチェーンなどはネット通販サイトで購入できご自身で付け替えることは可能ですが、縫い付けられているヌメ革の交換となると特別なミシンが必要となりますのでなかなかご自身で、とはいきませんよね。REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは創業75年のクリーニング業の経験と知識で革製品を数多く扱ってまいりました。ヌメ革の特徴も熟知した職人が最適な修理内容をご提案させていただきます。今回はルイ・ヴィトンの修理内容で一番多いご依頼のヌメ革の交換修理についてご紹介していきたいと思います。

修理リペアの実例概要

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早速ご依頼のあったルイ・ヴィトンのモノグラムラインのバックを見ていきましょう。写真の赤い印がついているところが今回の修理内容のヌメ革の交換修理部分になります。使用していくうちにヌメ革がちぎれてきてしまいご自身で補修した形跡が見えます。そのおかげでストラップ部分が外れずお使い続けていられたようです。この取手と金具をつなぐヌメ革部分の交換修理のご依頼はかなり多く頂きます。このヌメ革部分にはバックの重さ以上の相当な負担がかかるため劣化しやすいのです。ルイ・ヴィトンではこちらのモノグラムバックのように細部までヌメ革で装飾しているデザインが多くございます。高級感バックの威厳を感じさせてくれますね。REPAIR-SHOP HIRAISHIYAのではルイ・ヴィトン用のヌメ革を数多く揃えておりますのでお品物にあったヌメ革で交換修理をすることが可能です。ヌメ革の交換修理の料金はお品物によりますが、今回の根革部分のみの交換修理だと約6,000円~修理が可能です。これは根革の交換部分が少ないため比較的リーズナブルな修理内容となります。状態やお品物により価格は変動します。詳細はお気軽に当店へお問い合わせ下さい。

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こちらは交換修理する部分をアップにした写真です。補修された跡があり、とても大切に使われていたのが垣間見えますね。ルイ・ヴィトンの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYAにお任せいただければヌメ革の交換修理と合わせてクリーニングのご依頼も可能です。またクリーニングのみのご依頼も多く頂いております。修理専門店と聞くとハードルが高いように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、特別な修理やクリーニングの必要がなくても革のメンテナンスといった意味でお持ち頂く事も意外と多かったりします。革製品のお困りごとは皮革技術士が在籍するREPAIR-SHOP HIRAISHIYAへご相談ください。では本題に戻りますが、ヌメ革の交換をしていきます。頑丈に縫い付けられていた破損したヌメ革を本体が傷つかないように糸を外して取り除きます。ヌメ革交換には元々使われていたヌメ革に似た色味や質感のものを使用しますがあくまで類似品になる旨、ご理解いただきますようお願い致します。付け替える新しいヌメ革を特殊な業務用のミシンで縫っていきます。縫い目の幅も元の縫い目と同じ様になるよう気をつけながら縫っていきます。

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こちらがヌメ革の交換修理の完成したルイ・ヴィトンバックの全体像になります。左右と比べて仕上がりはどうでしょうか?元の根革と大差なく自然な仕上がりに修理できたかと思います。ルイ・ヴィトンを修理していく上で一番お客様に喜んでもらえるのが「自然な仕上がり」ということです。新しい製品を作るではなく既存の製品を修理、修復することが私達ルイ・ヴィトンの修理専門店の役割です。自然な仕上がりになりご依頼頂いたお客様にも喜んでいただけたのではないかと思います。お品物の状態にはよりますが、ヌメ革の交換修理には商品の到着から大体1ヶ月~1ヶ月半ほどのお時間を頂戴しております。時期等にもよりますのでご依頼をお考え中の方は当サイト内の無料カウンセリングからお問い合わせ下さい。ルイ・ヴィトンにも使われているヌメ革は別名ナチュラルレザーといって、傷が付きやすく水に弱いというデメリットがあります。水が染み込んでシミになってしまうので気をつけて取り扱わないといけません。せっかく交換してきれいになってもシミが出来てしまっては残念ですよね。きちんとお手入れをすれば数十年という単位で使い続けることができる高品質な革でもあります。

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ヌメ革の交換をした部分のアップがこちらになります。縫い目も綺麗に仕上げることができました。ヌメ革のお手入れとしてヌメ革の部分にはデリケートクリームを塗布すると乾燥によるひび割れなどを防ぐことができます。ポイントは薄くデリケートクリームを塗り、布で綺麗に拭き取って仕上げてくださいね。多く塗ってしまうとムラになりシミの原因になってしまうので注意が必要です。今回ご紹介したヌメ革交換の修理はルイ・ヴィトンのバックでご依頼頂くことが多い修理内容となっております。ヌメ革の交換がしたいという方は多くいらっしゃるかと思いますが、どこに相談すれば分からないと耳にします。repair hiraishiya公式ホームページの無料カウンセリングでは、修理したい部分の写真を付けて相談する事ができ分かりやすいと好評を頂いています。ヌメ革の修理が気になっているという方は、ぜひ無料カウンセリングをお試しください。革専門のスタッフがひとつずつ確認した上で、順次お返事をさせていただいております。少々お時間を頂戴いたしますがご理解の程、お願い致します。ルイ・ヴィトンの修理専門店repair hiraishiyaスタッフ一同、お客様のご利用お待ちしております。