2024/01/31

ボッテガ・ヴェネタ修理リペア

ボッテガ・ヴェネタ|バッグ

こんにちは。Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)などの修理専門店のREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)です。リペアショップひらいしやでは、Louis Vuitton(ルイヴィトン)のほかにも様々なブランドの修理を承っております。今回、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でご紹介するのはBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)のトートバッグの染め直し修理についてのご依頼です。ボッテガ・ヴェネタとは、1966年にイタリアのヴィチェンツァで「ミケーレ・タッデイ」と「レンツォ・ゼンジアーロ」夫婦によって設立されたファッションブランドです。当時ヴェネト地方には腕利きの革職人が多かったため、夫婦はその中でもさらに優秀な職人たちを集めて小さな工房を開きました。そのため「ボッテガ・ヴェネタ」というブランド名は「ヴェネトの工房」という意味があり、ここからボッテガ・ヴェネタの歴史はスタートしました。ボッテガ・ヴェネタは設立当初から、自分のイニシャルさえあれば十分という理念を掲げており、ブランドロゴをあしらわずに職人の高い技術を生かしたシンプルで洗練されたデザインが特徴的です。中でも一番有名なのは「イントレチャート」という技法でデザインされた製品です。「イントレチャート」とは、短冊切りのレザーを編み込むイタリアの伝統技法のことです。一見難しくない技法に見えるかもしれませんが、丁寧に手作業で編み込まれた美しいイントレチャートは簡単には真似のできない職人技といえるでしょう。ボッテガ・ヴェネタは上質なイントレチャート製品を主力として展開し、ブランドのロゴを施さずともひと目でブランドを象徴するデザインとして世界中に認知されるようになりました。ボッテガ・ヴェネタといえば財布やバッグなどの革製品が有名ですが、実はインテリアや香水、ビーズバッグなどの革を使わないアイテムも豊富に揃えられています。また、近年ではデザイナー交代などによってよりモダンなデザインへとブラッシュアップされ幅広い層から支持を集めるブランドとなっています。今回ご依頼いただいたこちらのトートバッグも、ボッテガヴェネタ特有の美しい編み込みで作られたモダンなデザインのバッグとなっています。

修理リペアの実例概要

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それでは、Louis Vuittonなどの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)へ修理のご依頼をいただいたバッグを見ていきましょう。こちらが今回Louis Vuitton(ルイヴィトン)などの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でお預かりしたボッテガ・ヴェネタのトートバッグです。ブランドを象徴するイントレチャート技法によって作られたこちらのトートバッグは、ハイブランドながらも主張しすぎないシンプルなデザインで、どんなシーンでも使いやすいアイテムとなっています。また、外側や内側には大容量のポケットや仕切られたポケットが数か所付いているのでビジネスバッグとしても活躍し、黒色の革を使用していることによって男性の方でも使いやすいシックで高級感あふれるデザインです。ハンドル部分に丸みを持たせることによって長時間持ち歩くときや重いものを入れて持ち歩くときも疲れにくい仕様となっています。製品によってはワニ革やエイ革なども使われていますが、主に使われるのは「ラムスキン」と「カーフスキン」の2種類です。

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ラムスキンとは生後1年未満の子羊の革でしっとりと滑らかな肌触りが特徴です。柔らかい質感で使い始めから手に馴染みやすいことがメリットですが、傷が付きやすく水に弱いことがデメリットでもあります。カーフスキンとは生後6か月以内の子牛の革で、繊維のきめが細かくすべすべした質感が特徴です。傷に強くてエイジング(経年変化)を楽しむことができますが、ラムスキンに比べると革が硬く馴染みづらいのがデメリットです。このように同じイントレチャートでも質感の違いがあるのは面白いですね。今回のご依頼品にはラムスキンが使われているので、柔らかくて使いやすいバッグではありますが、毎日の使用によってハンドル部分の革が剥がれ、編み込まれた革の断面が劣化して毛羽立ちを起こしている状態でした。そのため弊社では全体的な毛羽立ちを修理して同色染めを行い、ハンドルを新しい革から切り出して作成いたしました。毛羽立ちの修理には専用の塗料を使用します。この塗料を毛羽立っている革の断面1箇所ずつに塗り乾かしていくのですが、この修理は根気強さと手先の器用さが重要となる作業でした。一通り毛羽立ち修理が完了したらその上から同色染めを行います。

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こちらが”同色染め(毛羽立ちの修理)”が完了した修理箇所を近くから見た写真です。ボッテガ・ヴェネタのブランドを象徴する編み込み模様の断面が劣化し、黒いトートバッグに白い毛羽立ちがとても目立っている状態でしたが、染め直しを行うことによって毛羽立ちが抑えられ、元のような高級感のある黒いトートバッグに生まれ変わりました。同色染めを行うときは一から色を作成して染めを行います。黒色の同色染めは比較的作りやすい色ではありますが、やはり微妙な濃さの違いや光沢の違いがあるので色を作成する作業がとても難しいです。また、ボッテガ・ヴェネタのような凹凸があるデザインの革を染めるときは大きい筆で染めると凹凸の隙間に塗料が入り込んでしまったり、塗料の色付き加減がまだらになったりしてしまうので、小さい筆で染めていく必要があります。そのため地道な時間のかかる修理となりました。ハンドル部分は常に力が加わっている箇所ですのでハンドル部分の修理依頼も多く寄せられます。ハンドルの劣化は新しい革から同じ形に切り出して新しいハンドルを作成し、同じように取り付けます。交換する革はできる限り似た色や質感のものを使用して作成します。

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今回ご依頼いただいたボッテガヴェネタのハンドルは少し特徴的な形をしていましたが、ブランドオリジナルの形と同じになるように寸法を測って型取り、ずれが生じないように切り出すことによって全く違和感のない元通りのハンドルを作成することができました。このようにハンドル部分が新しくなると見た目の華やかさが断然違いますよね。ハンドル交換と毛羽立ちの修理を行うことによって新品のようなシックで高級感あふれるモダンなデザインに蘇らせることができました。以上で、今回のLouis Vuitton(ルイヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)の修理内容のご紹介を終わらせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。Louis Vuitton(ルイヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)では、Louis Vuitton(ルイヴィトン)の正規点では断られてしまった修理内容もお受けできる場合がございますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。お客様のご利用をスタッフ一同お待ちしております。

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