ルイヴィトン製品の修理事例について

2024.10.22

修理を依頼したいけれど、どのように仕上がってくるか心配。

依頼前にある程度仕上がり時のイメージを把握しておきたい。

こう考える方も多いのではないでしょうか?

実際、初めて行くお店についてはあらかじめ、公式ホームページや知り合いの声などをもとに下調べをしてから行くという人も多いですよね。高価且つ思い入れのある品物を預けるのですから、慎重になるのは当然です。

作業前後の状態があらかじめ確認できれば、安心して依頼することができますね。

今回は、そういった不安に寄り添うため、REPAIRーSHOP HIRAISHIYAで提供しているサービスについて、仕上がり後の状態を確認する方法をご紹介します。

1.依頼するにあたって気になるポイントは?

お客様が修理依頼をするにあたって気にされているポイントは以下のようなものになります。

  • ブランドのロゴ入りの部品は使用してもらえるのか(交換になった場合どうなるのか)
  • ブランドの模様が入った生地は使用してもらえるのか
  • 革の交換を行った際の見た目はどのようになるのか(エイジングなど)

ルイヴィトンのような、一目でそれとわかるブランドロゴやデザインは一種のステータスともいえます。可能な限り残しておきたいですよね。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAの場合は、ロゴ入りの部品や生地の交換となった場合は基本的に代替品での対応となります。バッグの内装などで、ブランドロゴなどが印刷されている物がありますが、こういった場合似たような色味の生地(ロゴ等のプリントはない)への張替えとなります。

革の交換については、真新しい革から型を取り交換をします。そのためルイヴィトンで主に使用されているヌメ革の場合きれいなベージュの革となります。これまでの革のエイジングがリセットされる形となるため、イメージも大きく変わります。

実際にヌメ側の交換(修理)をおこなった品物の一例がこちらになります。

ヌメ革は使用していく中で日にあたったり手で触れたりすることによって少しずつ色味や質感が変化していきます。この変化を個々の味として楽しむのがヌメ革の醍醐味ではありますが、時間が経つにつれて革が傷み、乾燥によるひび割れや硬化が進んでいきます。最終的には革が固くなってしまってきれいに折れてしまったり、端の部分から徐々に割れてちぎれてしまいます。

こちらの写真は、バッグの根革交換をおこなったものと、ハンドル(持ち手)交換を行ったものになります。それぞれエイジングによって深みのある色に変わっていたヌメ革は、真新しいものに変わりました。先述した通り、ブランド名が刻印されていた革は無地のものに取り替えられます。形状については、もともとついていた部品をもとに型を取るため、ほとんど同じ形となります。

  • 汚れやべたつきを落としてもらうことはできるのか
  • 色移りしてしまったりすることはあるのか

ルイヴィトン製品のクリーニングも数多く承っております。中でも特に多いご相談がバッグ内装の汚れやべたつきです。

内装に何かをこぼしてしまったり、生地の経年劣化でべたつきが生じてしまったもののクリーニングが出来ないか、というようなお声をいただきます。

まず、何かをこぼしてしまったなどの汚れやシミについてはクリーニングやシミ抜き作業をおこなうことできれいにできる場合があります。汚れの程度によってはクリーニングのみで十分に落とすことが出来るケースもありますが、食べこぼしやインクなどの場合はシミ抜きを行う必要があります。しかし、お品物の状態や状態によってはシミ抜き作業が困難な場合があります。生地が傷んでいる、色落ちしやすい素材を使用しているなどの場合には、やむを得ず作業を中断することもございます。これは作業過程で生地が破れたり色移り・色落ちが生じてしまう可能性があるためです。

もう1つよくある事例として内装のべたつきがありますが、この現象のほとんどが生地の加水分解が原因です。ルイヴィトンのバッグの内装に使用されている生地は「ポリウレタン」という素材が使用されています。この生地は一般的に2~3年ほどが寿命とされていて、劣化が進んでいくと表面のひび割れやべたつきが生じます。さらに状態が悪化してしまうと生地がポロポロと剥がれていってしまうのです。この経年劣化は表面化するタイミングに個体差があり、日ごろの保管方法やお手入れ次第で遅らせることはできても、無くす(止める)ことはできません。

この写真が、実際にクリーニングをおこなったもの(上段3枚)と、内装交換を行ったもの(下段2枚)になります。

ルイヴィトン製品は、モノグラムやダミエといったルイヴィトンの代名詞ともいえるデザインがあしらわれた製品のようなトアル地をはじめ、エピなどの本革、例に載せたようなキャンバス地など、様々な種類の素材が使用されています。

それぞれ素材ごとの特徴も異なるので、作業方法や料金についてはお品物を確認してからのご案内となります。

上記のような作業実績は【こちら】からご覧いただけます。

2.修理等の作業後の状態を確認できるコンテンツ

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAでは、公式ホームページ内で毎月2件ずつ、修理やクリーニングの実績を公開しています。弊社で特にご依頼の多いルイヴィトンをはじめ、Hermès(エルメス)やGUCCI(グッチ)などのお品物の作業実績を多数掲載しています。

当ページでは各ブランドごとにカテゴリ分けされていますので、お手持ちのブランドに絞ってご覧いただくことも可能です。

修理前と修理後のお写真はもちろん、修復の作業工程も掲載しています。お品物やブランドごとの特徴なども踏まえながら作業のポイントについても解説しています。お預かりするアイテムも、財布やバッグなど様々ですので、ご自身が使われている物と似たような状態のアイテムも見つかるかもしれません。もし自分のバッグを修理したとしたら…。ご依頼時の参考にしていただけますと幸いです。

REPAIR-SHOP HIRAISHIYA公式ホームページでは毎月ルイヴィトンを中心に革製品に関するさまざまなテーマでブログを掲載しております。中にはパーツの修理に関する内容など、細かい部分に着目した記事もございます。こういったテーマの場合、過去の修理事例についても併せて記載している場合がございます。また、ブログには写真も多く掲示されていますので、修理前後の状態のイメージが付きやすいのではないかと思います。お手元のルイヴィトン製品と照らし合わせながら参考にしていただけますと幸いです。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAでは各種SNSでの投稿も行っています。現在投稿をおこなっているSNSは以下の通りです。

  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok

直近でお預かりしたお品物のご紹介や、作業中の様子などを投稿しています。先ほどご紹介した「実績紹介」への掲載前のお品物なども見られる場合があります。

こちらでもお預かりしたお品物の作業前後のお写真を掲載しています。作業前後の状態だけ手早く知りたいという方にはこちらがおすすめです。

Googleで『REPAIRーSHOP HIRAISHIYA』と検索いただくと、ご利用いただいたお客様の口コミをご覧いただけます。

中には丁寧なコメントと共に修理前後のお写真を添えてくださるお客様もいらっしゃいます。是非そちらのお写真もご参考になさってください。

3.修理に関する問い合わせや相談はできる?

お手持ちのアイテムの現状を踏まえながら修理内容についての相談がしたい、等ご注文前のご相談に便利です。

というのも、無料カウンセリングフォームでは画像の添付が可能です。気になる箇所のお写真を撮影し、相談のメッセージと併せてお送りいただくことで、担当スタッフがお品物の状態を把握することが出来ます。

無料カウンセリングの返答は、「お電話」「メール」のいずれかからお選びいただけます。弊社からの回答日(回答時間)は弊社営業時間に準じます。長期休業期間中などはご回答までお時間をいただくことがございます。予めご了承ください。

「ネットでの作業手順がわからない」「入力操作に不安がある」などの場合には、お電話でのお問い合わせも承っております。お電話は専属のオペレーターが対応いたします。よごれや破損の状態など、詳細をお伝えいただくことでスムーズにご案内することが可能となります。

お電話でのお問い合わせの回答時間についても、無料カウンセリングと同様に弊社営業時間に準じますため、何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。

4.まとめ

いかがでしたか?

本日は、REPAIRーSHOP HIRAISHIYAのルイヴィトン製品の修理後の状態を確認する方法や事前のお問い合わせ方法についてお話しさせていただきました。お客様の依頼前の不安が少しでも和らげることが出来ましたら幸いです。

今回ご紹介したホームページ内の記事やSNSは定期的に更新を行っておりますので、ぜひご覧ください。当然、こういった事例だけでは解決できないこともあるかと思います。修理内容について不安があったり気になる点があったりした場合にはお気軽にお問い合わせください。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンをはじめとする数多くのお品物の取り扱い実績がございます。ルイヴィトンでも同じモデルの品物を何個も受け付けていますが、一つとして同じ品物はありません。お品物の状態によってその度合いや修理方法は様々です。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンなどの革製品の修理や内装外装のクリーニングのほか、色褪せの補色なども承っております。補色に関する詳しい記事は【こちら】からご覧いただけます。

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAはお品物の状態に合わせたご提案を心掛けております。ぜひお手元のお品物について、お困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。


≪お問い合わせ≫

【無料カウンセリング】
→気になる箇所のお写真をお送りください。クリーニングや修理、染めなどのお見積もりも承っております。

カウンセラーからの返答方法は「電話」「メール」の2つからお選びいただけます。(当サイトからのメールはPCから送信しております。「contact@bag-repair.pro」からのメールを受信できるように設定をお願いいたします。)


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