GUCCI(グッチ)のラインを徹底解説
2024.10.22
~ブランドの歴史から人気アイテム、最新トレンドまで~
GUCCI(グッチ)のアイテムは、持つ人の個性を引き立て、自信と輝きを与えてくれる、まさに憧れの存在です。
なぜなら、GUCCIは100年以上の歴史を持つ老舗ブランドでありながら、常に時代のトレンドを取り入れた革新的なデザインを生み出し続けているからです。
例えば、GGマーモントやディオニュソスといった人気ラインは、クラシックな要素とモダンな要素を融合させ、幅広い世代から支持を集めています。
この記事では、GUCCIの歴史、人気ライン、代表的なアイテム、そして最新のトレンドまで、その魅力を徹底的に解説します。
GUCCIの世界観をより深く理解し、あなたにぴったりのアイテムを見つけるための参考にしてください。
目次
1.GUCCI(グッチ)の歴史と魅力
GUCCI(グッチ)は、その歴史の中で、常に革新と挑戦を繰り返しながら、世界中の人々を魅了し続けてきました。
1921年、グッチオ・グッチがフィレンツェに小さな革製品工房を設立したのが始まりです。
彼はホテルで働く中で、上流階級の人々が持つ美しい旅行鞄に魅了され、その製造に強い興味を持つようになりました。そして、故郷のフィレンツェに戻り、革製品の工房を設立。高品質な素材と熟練した職人技によって作られたGUCCIの製品は、瞬く間に評判を呼び、高級ブランドとしての地位を確立していきました。
第二次世界大戦中には、素材の入手が困難になるなど、GUCCIは苦境に立たされました。しかし、グッチオ・グッチは創意工夫を重ね、竹素材を用いたバンブーバッグや、キャンバス地とレザーを組み合わせたディアマンテ柄など、革新的で象徴的なアイテムを生み出しました。
1953年にグッチオ・グッチが亡くなった後、彼の息子たちが事業を継承し、GUCCIは世界的なブランドへと成長。1960年代には、ジャッキー・ケネディが愛用したジャッキーバッグや、世界で初めてダブルGロゴをあしらったGGマーモントなど、数々のアイコンバッグが誕生しました。
1994年には、トム・フォードがクリエイティブディレクターに就任。セクシーで大胆なデザインでGUCCIのイメージを一新し、ブランドに新たな息吹をもたらしました。そして2015年、アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブディレクターに就任。彼の独創的な感性と美意識によって、GUCCIはさらに進化を遂げ、現代のラグジュアリーブランドを牽引する存在となっています。
GUCCIは、伝統を守りながらも時代の変化を敏感に捉え、新たなスタイルを創造し続けることで、世界中の人々を魅了し続けています。
2.GUCCI(グッチ)の人気ライン
GUCCIには、それぞれに個性的な魅力を持つ、様々なラインが存在します。ここでは、特に人気の高いラインをご紹介します。
2-1.GGマーモント
GGマーモントは、GUCCIの創設者であるグッチオ・グッチのイニシャルである「GG」をモチーフにしたラインです。
1970年代に初めて登場したGGロゴを、現代風にアレンジしたダブルGのバックルが特徴です。GGマーモントは、1970年代に誕生しましたが、アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブディレクターに就任した2015年に復刻され、現代風にアレンジされました。
彼は、GUCCIのアーカイブから着想を得てGGロゴを再解釈し、現代的なデザインに昇華させました。
キルティングレザーやベルベットなど様々な素材で展開され、バッグや財布、ベルトなど、幅広いアイテムが揃います。その上品で洗練されたデザインは、幅広い年代から支持を集めています。GGマーモントは、その洗練されたデザインと幅広いアイテム展開から、世界中のセレブリティやファッショニスタに愛されています。
2-2. ディオニュソス
ディオニュソスは、ギリシャ神話に登場する酒神ディオニュソスからインスピレーションを得たラインです。
ダブルタイガーヘッドのクロージャーが特徴で、アレッサンドロ・ミケーレの就任後に誕生した、比較的新しいラインです。ディオニュソスは、GUCCIの伝統的な要素と、アレッサンドロ・ミケーレの独創的な感性を融合させた、象徴的なラインです。
GGスプリームキャンバスやレザーなど様々な素材で展開され、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグなど、様々なスタイルがあります。フォーマルなシーンからカジュアルなシーンまで、幅広く活躍します。
ディオニュソスは、その独特なデザインと存在感から、個性を表現したいという人々に支持されています。
2-3.オフィディア
オフィディアは、GUCCIのアーカイブからインスピレーションを得たラインです。
1970年代に使用されていたGGパターンとウェブストライプを組み合わせたデザインが特徴です。ヴィンテージ感のあるデザインは、レトロな雰囲気が好きな方にぴったりです。オフィディアは、GUCCIの伝統と歴史を感じさせるラインです。
GGパターンとウェブストライプは、GUCCIの象徴的なモチーフであり、時代を超えて愛されています。ショルダーバッグ、トートバッグ、ミニバッグなど、様々なサイズとスタイルで展開されています。
オフィディアは、ヴィンテージ市場でも人気が高く、時代を超えて愛されるデザインです。
2-4.ホースビット 1955
ホースビット 1955は、1955年に誕生したホースビットローファーからインスピレーションを得たラインです。馬具から着想を得たホースビットは、GUCCIの象徴的なモチーフであり、その伝統的なデザインは、時代を超えて愛されています。
2020年に誕生した「ホースビット 1955」ラインは、アレッサンドロ・ミケーレがGUCCIのアーカイブを再解釈し、現代に蘇らせたラインです。クラシックなデザインをベースに、現代的な要素を加えることで、新たな魅力を引き出しています。
ショルダーバッグ、ハンドバッグ、クロスボディバッグなど、様々なスタイルで展開されています。上質なレザーを使用し、丁寧に仕上げられたバッグは、長く愛用することができます。
ホースビットは、GUCCIの象徴的なモチーフとして、長年愛され続けています。
3.GUCCI(グッチ)の人気アイテム
GUCCIには、上記で紹介したライン以外にも、数多くの人気アイテムがあります。
ここでは、バッグと財布の中から、特に人気の高いアイテムを、素材、製造工程、メンテナンス方法などを詳しくご紹介します。
3-1.バッグ
<GGマーモント キルティング スモール ショルダーバッグ>
GGマーモントの定番アイテムであるキルティングショルダーバッグ。コンパクトなサイズ感ながら、収納力も抜群で、普段使いに最適です。
【素材】キルティングレザー
柔らかくしなやかなラムレザーを使用。キルティング加工により、耐久性と立体感をプラス。
【製造工程】:熟練した職人による手作業での縫製
【メンテナンス方法】:柔らかい布で汚れを拭き取り、定期的にレザー用クリームで保湿
汚れが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭き取ってください。 定期的にレザー用クリームで保湿することで、革の乾燥を防ぎ、しなやかさを保つことができます。
<ディオニュソス スモール ショルダーバッグ>
ディオニュソスラインのアイコンバッグ。GGスプリームキャンバスとスエードの組み合わせが上品な印象です。チェーンストラップは、取り外し可能で、クラッチバッグとしても使用できます。
【素材】:GGスプリームキャンバス、スエード
GGスプリームキャンバスは、GUCCIの伝統的なGGパターンをプリントしたコーティングキャンバスです。スエードは、ベルベットのような滑らかな質感が特徴の革素材です。
【製造工程】:伝統的な技術と最新の技術を融合させた製造工程
GGスプリームキャンバスは、特殊なコーティング技術により、耐久性と撥水性を高めています。スエードは、丁寧に鞣され、染色されています。
【メンテナンス方法】:柔らかい布で汚れを拭き取り、直射日光を避けて保管する
汚れが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭き取ってください。直射日光の他、湿気や雨、熱からも避けて保管する必要があります。
<オフィディア GG スモール ショルダーバッグ>
オフィディアラインの定番アイテムであるショルダーバッグ。GGパターンとウェブストライプの組み合わせが、レトロでスタイリッシュな雰囲気です。
【素材】:GGキャンバス、レザー
GGキャンバスは、GUCCIの伝統的なGGパターンを織り込んだキャンバス素材です。レザーは、耐久性と高級感を兼ね備えた素材です。
【製造工程】:伝統的な製法を受け継ぐ職人による手作業での製造
GGキャンバスは、熟練した職人によって丁寧に織られています。レザーは、なめしや染色などの工程を経て、丁寧に仕上げられています。
【メンテナンス方法】:柔らかい布で汚れを拭き取り、湿気を避けて保管
汚れが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭き取ってください。湿気を避けて保管することで、カビの発生を防ぐことができます。
3-2.財布
<GGマーモント レザー ジップアラウンドウォレット>
GGマーモントの定番アイテムであるジップアラウンドウォレット。豊富なカードスロットと収納力を備え、機能性にも優れています。
【素材】:レザー
しなやかで耐久性に優れたカーフレザーを使用。
【製造工程】:高度な技術と丁寧な手作業による製造
裁断、縫製、コバ処理など、すべての工程を熟練した職人が手作業で行っています。
【メンテナンス方法】:柔らかい布で汚れを拭き取り、乾燥を防ぐ
汚れが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭き取ってください。乾燥剤を入れた袋に入れて保管することで、乾燥を防ぐことができます。
<オフィディア GG コンチネンタルウォレット>
オフィディアラインの定番アイテムであるコンチネンタルウォレット。スナップボタン開閉式で、使い勝手が良いです。
【素材】:GGキャンバス、レザー
GGキャンバスは、GUCCIの伝統的なGGパターンを織り込んだキャンバス素材です。レザーは、耐久性と高級感を兼ね備えた素材です。
【製造工程】:伝統的な製法と最新の技術を組み合わせた製造
GGキャンバスは、熟練した職人によって丁寧に織られています。レザーは、なめしや染色などの工程を経て、丁寧に仕上げられています。
【メンテナンス方法】:柔らかい布で汚れを拭き取り、水濡れに注意
汚れが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭き取ってください。水濡れに注意し、濡れた場合はすぐに乾いた布で拭き取ってください。
<プチ マーモント レザー カードケース>
コンパクトで持ち運びに便利なカードケース。シンプルなデザインで、どんなシーンにも合わせやすいです。
【素材】:レザー
柔らかくしなやかなラムレザーを使用。
【製造工程】:熟練した職人の手作業による製造
裁断、縫製、コバ処理など、すべての工程を熟練した職人が手作業で行っています。
【メンテナンス方法】:柔らかい布で汚れを拭き取り、定期的にレザー用クリームで保湿
汚れが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭き取ってください。定期的にレザー用クリームで保湿することで、革の乾燥を防ぎ、しなやかさを保つことができます。
4.GUCCI(グッチ)のコラボレーション
GUCCIは、これまで数々のブランドやアーティストとコラボレーションを行い、ファッション界に新たな風を吹き込んできました。ここでは、特に注目すべきコラボレーションをいくつかご紹介します。
<GUCCI x The North Face>
2021年、GUCCIはアウトドアブランドのThe North Faceとのコラボレーションを発表し、大きな話題を呼びました。このコラボレーションは、自然への回帰と探検をテーマに、両ブランドのヘリテージを融合させたものです。
The North Faceの機能性とGUCCIのデザイン性を兼ね備えた、ダウンジャケット、バックパック、テントなどが展開されました。高級ブランドとアウトドアブランドという異色の組み合わせは、多くのファッショニスタを魅了し、大きな成功を収めました。 2022年には、第2弾も発表され、こちらも人気を博しました。
The North Faceの機能的なデザインに、GUCCIの華やかなパターンやカラーが融合した、他に類を見ないコレクションです。
<GUCCI x adidas>
2022年には、スポーツブランドのadidasとのコラボレーションが実現しました。
これは、GUCCIのラグジュアリーな世界観とadidasのスポーティーなスタイルを融合させた、斬新な試みです。スニーカー、トラックジャケット、バッグなど、幅広いアイテムが展開され、大きな反響を呼びました。
adidasの定番アイテムをGUCCIが再解釈することで、クラシックでありながらモダンな、新しいスタイルが生まれました。スポーツウェアをファッションアイテムとして昇華させた、画期的な試みとして評価されています。
adidasのアイコニックなスニーカー「Gazelle」を、GUCCIならではの素材使いとカラーリングで再構築したアイテムなどが注目を集めました。
<GUCCI x ドラえもん>
2021年、GUCCIは日本の国民的アニメであるドラえもんとのコラボレーションを発表しました。
GUCCIの遊び心とドラえもんの普遍的な魅力を融合させた、ユニークな試みです。バッグ、財布、ウェアなど、様々なアイテムにドラえもんのイラストが描かれ、世界中で人気を集めました。
このコラボレーションは、日本だけでなく、世界中のドラえもんファンから大きな支持を得ました。GUCCIのラグジュアリーなアイテムに、ドラえもんの愛らしいキャラクターが加わることで、遊び心あふれるコレクションが誕生しました。
ドラえもんを起用することで、日本文化への敬意と親しみやすさを表現したコレクションです。
<GUCCI x バレンシアガ>
2021年には、同じくラグジュアリーブランドであるバレンシアガとのコラボレーション「The Hacker Project」が発表されました。これは、互いのブランドコードをハッキングし、再解釈するという斬新なコンセプトのコラボレーションです。
バレンシアガの象徴的なアイテムにGUCCIのロゴを施したり、GUCCIのアイテムにバレンシアガの要素を取り入れたりと、両ブランドのアイデンティティが融合したアイテムが展開されました。ファッション業界に大きな衝撃を与えた、革新的なコラボレーションとして高く評価されています。
互いのシグネチャーアイテムを融合させることで、新たな価値観を生み出した、画期的なコラボレーションです。
5.GUCCI(グッチ)の最新情報と未来
GUCCIは、常に時代の最先端を走り続け、進化を続けています。
最新コレクションや限定アイテム、キャンペーンなど、GUCCIの最新情報をご紹介します。
<2024年クルーズコレクション>
2024年のクルーズコレクションは、韓国・ソウルを舞台に開催されました。
スポーティーな要素とエレガントな要素を融合させた、ダイナミックでエネルギッシュなコレクションです。
<グッチ コスモゴニー コレクション>
グッチ コスモゴニー コレクションは、天体の動きからインスピレーションを得た、神秘的なコレクションです。
星座や天体モチーフを、ジュエリーやバッグなどに散りばめた、ロマンティックなデザインが魅力です。
<グッチ バンブー 1947>
グッチ バンブー 1947は、1947年に誕生したバンブーバッグを現代風に再解釈したラインです。
竹素材を使用したハンドルが特徴的な、アイコニックなバッグです。
第二次世界大戦後、物資不足の時代に、グッチオ・グッチは革の代替素材として竹に着目しました。竹は、強度と柔軟性を兼ね備えた素材であり、加工することで美しい曲線を描くことができます。こうして誕生したバンブーバッグは、その斬新なデザインと実用性で世界中の女性を魅了しました。
グッチ バンブー 1947は、このアイコニックなバッグを現代に蘇らせたラインです。
<限定アイテム>
GUCCIは、季節やイベントごとに、限定アイテムを発売しています。
バレンタインデーやクリスマスなどの限定アイテムは、コレクターにも人気です。
GUCCIの未来
アレッサンドロ・ミケーレの退任後、サバンナ・ミラーがクリエイティブディレクターに就任することが発表されています。
今後のGUCCIがどのような進化を遂げるのか、世界中から注目が集まっています。
新しいクリエイティブディレクターのもと、GUCCIは伝統を守りながらも、革新的なスタイルを追求し続けるでしょう。
6.まとめ
GUCCIは、伝統と革新を融合させ、時代を超えて愛されるアイテムを生み出し続ける、魅力的なブランドです。
この記事で紹介した情報が、あなたにとってGUCCIの世界をより深く理解するきっかけとなり、お気に入りのアイテムを見つけるための一助となれば幸いです。
GUCCIのアイテムを身につけることで、ワンランク上のおしゃれを楽しむことができるでしょう。
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