修理依頼の受付について

2024.12.23

皆さんこんにちは、REPAIRーSHOP HIRAISHIYAです。本日は弊社での修理の受付について解説していきます。

現在、ルイヴィトン等の高級ブランドアイテムの修理依頼先を探している、という方のお役に立てますと幸いです。

1.REPAIRーSHOP HIRAISHIYAとは

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAはルイヴィトンをはじめとする、高級ブランドバッグや財布の修理専門店になります。福島県二本松市に工場をかまえ、これまでに取り扱ったお品物は26000点を超えます。

ご依頼いただくブランドも様々で、世界三大ブランドといわれるエルメス(Hermès)、シャネル(CHANEL)、ルイヴィトン(Louis Vuitton)をはじめグッチ(GUCCI)やプラダ(PRADA)といった名だたるブランドのアイテムの取り扱い実績がございます。

ご依頼内容としては、

  • ヌメ革の交換
  • 金属部品の交換
  • コバの修理
  • バッグ内装のクリーニング
  • 色褪せ部分の補色

といったものがございます。

職人が手作業で丁寧にメンテナンスをおこないます。上記のご依頼内容は一例であり、このほかにもさまざまな修理、クリーニングをおこなっております。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAの公式ホームページにて修理実績を掲載しておりますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。【実績を見る】

2.修理の受付について

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAの場合、修理やクリーニングのご依頼はWebサイトもしくはお電話にて承っております。Webサイトよりご注文希望の場合はREPAIRーSHOP HIRAISHIYAの公式ホームページよりご注文フォームにお進みいただきます。お電話でのご注文の場合は、ホームページに記載されております電話番号にお問い合わせください。専属のオペレーターが対応いたします。

受付の際は、お客様の情報やご依頼予定のお品物の情報(ブランド、色など)をお伺いいたします。

お品物の発送・受け取りについてはヤマト運輸さんを介して手続きをおこないますので、来店の必要はございません。

お申し込み時点では、明確な料金のご案内いたしかねますことを予めご了承くださいませ。

3.ベストな修理のタイミングは?

バッグやお財布は、ダウンなどの季節ものの衣類とは違い1年を通して使用するものですので、とくにこのシーズンに修理やメンテナンスをするべき、というものはありません。

ルイヴィトンはヌメ革やトアル地など、様々な素材を使ったアイテムを生産しています。素材によって使用中の質感の変化や経年劣化(エイジング)の程度などに個体差があります。そのため一概に修理やメンテナンスが必要です、とも言い切れないのです。

今回はルイヴィトンのいくつかの素材に絞り、それぞれの特徴やメンテナンスのタイミングについて例を挙げていきます。

ルイヴィトン製品はよくバッグのハンドル部分やショルダーベルトにヌメ革が使用されています。ヌメ革とは植物の樹皮や根に含まれる成分「タンニン」を使って鞣した革のことを言います。

ナチュラルレザーと呼ばれることもあります。その理由は加工の際に科学薬品などを一切使用しないことにあります。化学薬品を使用し、早く効率よく革を生産する方法も発達している現代において、時代の流れに逆行する形で残り続けるタンニン鞣しは、環境にも優しい製法となっています。加工中のダメージも少なく美しく仕上がるヌメ革は、非常に丈夫で長持ちします。使い続ける中で生まれるツヤや吸い込まれるような肌触りは、愛用してきた証拠ともいえますね。

革製品はオイルやクリームなどを使用してメンテナンスをする、という事は多くの方がご存じかと思います。革製品はエイジングを楽しみながら長く使い込んでいくことが醍醐味です。特にヌメ革はこのエイジングを楽しむのに適した素材です。しかし革製品は乾燥してしまうと、徐々に固くなってしまいます。その状態が続くと、表面にひびが入ってしまいます。装飾の為の細いベルトなどの場合は真っ二つに割れてしまう事もあります。こういった事態を避けるため、定期的に油分を補いながらケアをしていくのです。

とはいえエイジングが進んでいけばひび割れはひどくなります。浅いひびであればケアすることで馴染みますが、深いヒビはクリームなどを塗っても埋めたり修復することはできません。こうなった場合は新しいヌメ革への交換をオススメします。これは前述した通り、最悪の場合は割れてしまう可能性があるほか、こういったひび割れは1か所にとどまらず2か所3か所と立て続けに発生することもあるためです。

ルイヴィトンのアイテムといえばモノグラムやダミエといった柄が印象的ですよね。

これらのデザインはトアル地という、エジプト綿にポリ塩化ビニルを塗布しコーティングした素材に刷られています。表面が硬く、つるつるした手触りをしています。耐久性に優れており、加工がしやすくて抗菌や防汚のような機能も付けやすい非常に機能的な素材ですが、通気性や柔軟性があまりよくないという面もあります。経年劣化で硬化やひび割れべたつきが生じることもあります。

この経年劣化はポリウレタンという素材を使っていることが原因です。もともとポリウレタンの寿命は製造から3年とされており、これくらいの期間が経過してしまうと素材が傷み始めます。加えて加水分解という現象によって表面が剥がれボロボロになってしまう場合があります。加水分解というのは読んで字のごとく、水分が加わることによって分解されてしまう反応のことです。この水分というのは主に湿気のことを指しています。湿気がポリウレタン(樹脂)の分子と結びつくことによって分子の形状が変化してしまい、バラバラになるというようなものになります。一度結びついてしまった分子を再び元の状態に戻すことはできない為、加水分解が起こってしまうとその後は状態が悪化するのみとなります。

ルイヴィトン製品の場合、特に内装にこの現象が起こります。これはルイヴィトン製品の内装に合成皮革(ポリウレタンを使用した素材)が使用されている為です。加水分解による剥がれやべたつきが生じてしまったら、メンテナンスを行うことをオススメします。実はこういった現象はクリーニングで改善することは不可能であるため、REPAIRーSHOP HIRAISHIYAでは内装交換(別な生地への張替え)にて対応させていただいております。

比較的摩耗や衝撃にも強い金属部品ですが、当然こちらも経年劣化が生じます。繰り返し使っていく中で部分的にすり減ったり形状が歪んでしまう場合があります。ファスナーなどは特に複数の部品を組み合わせることで機能しています。そのため部品が一部損傷してしまうと、動作に支障をきたすこともあります。部品のかみ合わせが悪くなったり、途中で動かなくなったりしてしまった場合には部品の交換を検討しましょう。

金属部品は錆にも注意が必要です。金属は丈夫ではありますが水に弱いため、雨の中での使用などはあまり適しません。また、金属は傷の周辺から錆びていく傾向にあります。見た目に影響するほか、錆が進行するとパーツ自体がもろく壊れやすくなってしまうので、定期的なメンテナンスが必要となります。

このように、使用される素材などによって交換や修理が必要になるタイミングは様々です。ベストなタイミングを見極めるのも難しい部分ではあります。

事前にできる対策をする、という観点ではやはりこまめなメンテナンスが必要不可欠です。ご自宅でのオイルケアなどもそうですが、レザー製品等の取り扱い実績のあるお店で定期的にメンテナンスをすることをオススメします。

定期的にプロに見てもらう事で、より適切なケアの仕方を知ることが出来たり、お品物の状態を把握することが出来ます。劣化の進行状況によっては、依頼した内容を合わせて部品の交換等を提案してもらえる場合もあります。

ご自身が使っている中で感じる違和感や不安などを、お品物の状態を照らし合わせながらメンテナンス内容に落とし込んでいくことでトラブルを防いだり長く使い続けていくことが出来るのではないでしょうか?

4.まとめ

いかがでしたか?

本日は、REPAIRーSHOP HIRAISHIYAでの修理の受付について、そしてメンテナンスのタイミングについてお話をしてきました。Webサイトでのご注文は、場所を選ばず簡単にお手続きが可能となっております。お電話での受付につきましては専属のオペレーターが対応を致します。ネットでの注文や操作にご不安がある場合にはぜひこちらをご利用くださいませ。

今回主にルイヴィトンに使用されている素材を中心に解説をしてまいりました。ルイヴィトン製品は、ルイヴィトンストアでのメンテナンスも可能ではございますが、REPAIRーSHOP HIRAISHIYAのような修理専門店への依頼も可能でございます。お見積り金額(料金)の違いはもちろん、それぞれサービスに特徴がありますので、お客様自身のご要望やアイテムの状態などに合わせて適切な方をご選択いただければと思います。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAの公式ホームページ内ではルイヴィトンストアと修理専門店の違いについてくわしくまとめた記事なども公開しておりますので、ぜひご覧ください。

REPAIRーSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンをはじめとする数多くのお品物の取り扱い実績がございます。ルイヴィトンでも同じモデルの品物を何個も受け付けていますが、一つとして同じ状態の品物はありません。お品物の状態によってその度合いや修理方法は様々です。

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAはお品物の状態に合わせたご提案を心掛けております。ぜひお手元のお品物について、お困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。


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