ショルダーストラップの交換(他店との比較)
2025.02.26
皆さんこんにちは。REPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)です。
弊社はルイヴィトンをはじめとする高級ブランドのバッグや財布の修理専門店です。
これまで、ルイヴィトン、エルメス、シャネル、グッチなど様々なブランドのアイテムの修理を承ってまいりました。依頼内容も多岐に渡り、部品の交換や内装の張替え、コバの修復など多くの修理経験があります。
日本国内にはたくさんの修理専門店があります。依頼先を探すにあたってたくさんのお店のホームページやSNSをご覧になられたのではないでしょうか?今は簡単にたくさんの情報を得られるため、とても便利である一方、情報が多すぎて内容を見比べるのも大変だったりしますよね。
今回はその中でもご相談の多い「バッグのショルダーストラップ」の修理についてお話をしていきます。

目次
1.バッグのショルダーストラップの修理について
ルイヴィトンのバッグは、昨今の流行の影響もあってか小ぶりのショルダーバッグの人気が高まっているようです。ルイヴィトンではショルダーバッグ用のベルトとハンドバッグ用のベルト両方が取り付けられたモデルも登場しており、幅広い需要にそったアイテムを展開しています。ルイヴィトンのショルダーバッグに取り付けられているショルダーストラップの多くは、ヌメ革が使用されています。革は長く使用していく中で徐々に質感や色が変化していきます。沢山ある動物の革の中でもヌメ革は特にこの変化が出やすいとされています。
使い込むことによって、手に吸い付くような手触りと光沢が生まれ、ナチュラルなベージュだった革は濃いブラウンに変化していきます。小さな傷や擦れなども次第に馴染んでいき味のある風合いになります。使った年数や環境によって風合いやしみの具合も変わってくるため、状態が全く同じものというのは1つも存在しません。
金属部品などは、劣化によって傷が入ってしまったり塗装が剥げたりしてしまうと残念な見た目になってしまいます。しかし革の場合、こういったエイジングも含めてアイテムを楽しむことが出来るのが魅力です。
とはいっても、軽度のエイジングも状態が悪化してしまうと大きな傷やひび割れになってしまいます。特にショルダーストラップは幅が細いため、ひび割れが深いと簡単に折れてしまい、本来の役割を果たせなくなってしまうことも。エイジングのほか、乾燥によって革がカラカラになってしまいカーブの部分からポッキリと折れてしまうことがあります。

2.各店の修理対応方法の違い
さて、ここからは様々な修理店でルイヴィトンのショルダーストラップ部分を修理した際の違いについてお話していきます。今回もルイヴィトンストアのほか、修理専門店2社に依頼した場合についても解説していきましょう。
現在、ショルダーストラップ部分の修理を検討されている方のお役に立てれば幸いです。
2-1.ルイヴィトンストアでの修理
まず、ルイヴィトンストアに修理を依頼した場合の対応について解説していきます。
ルイヴィトンは、弊社で取り扱っているバッグや財布のほか、洋服や時計、アクセサリーなど幅広いアイテムを販売しています。ルイヴィトンストアではこれらのアイテムの修理も対応可能です。
販売元が修理をしてくれるということで、非常に安心感があるためリピートで利用されている方も非常に多いです。日本国内でも修理を受け付けている店舗は多くありますが、お住まいの地域によっては近くに受け付けている店舗がない場合もあるかと思います。ルイヴィトンでは、遠方の方も利用できるよう、郵送での修理依頼にも対応しています。ホームページから申込用紙をダウンロード、印刷し修理を希望するアイテムと併せて送ることで、簡単に依頼することが可能です。
ルイヴィトンの公式ホームページ内には様々な修理内容とそれぞれの概算金額について記載されています。その中でショルダーストラップの修理は「41,800円~」となっています。根革部分の修理料金については、ホームページ内には記載されていませんでした。詳細の金額については別途見積りが必要となるかと思います。
お見積りまでの期間や修理までの期間については、内容によって変わってくるかと思いますが、ネットでの声などを見てみると、3か月~5か月ほどかかったという声が多いような印象を受けました。人気ブランドで、そもそも母数(ユーザー)が多いこともあり、自分の順番が回ってくるまでに時間がかかります。また、修理については在庫の状況や職人の作業状況・工程などによって順番が前後したり、一旦作業が止まってしまうことも考えられます。ゆとりをもって依頼することをオススメします。
2-2.修理専門店Aでの修理方法
続いてブランドの革製品の修理専門店の場合について紹介していきます。
ホームページなどを確認してみると、バッグのショルダーストラップの修理については代替品での修理対応となっています。ショルダーストラップの長さにもよりますが、おおよそ「20,000円~」とされており、こちらも修理内容によって料金に若干差が出るでしょう。取り付け方法としては、新しい革を切り出して再び元の部分にあてがう形となります。ダウン本体のお色味や元々のお色味に近い革を使用します。
2-3.REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでの修理方法
最後に、REPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)での修理方法について説明していきます。
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAではショルダーストラップの修理については、もともとついていたストラップの長さに合わせ、交換していきます。
そのためこれまでのエイジングについては完全にリセットされてしまうのです。ショルダーストラップのほか、バッグ本体などにヌメ革が使用されていた場合、それらと比較すると色味に大きく違いが出てしまいます。REPAIR-SHOP HIRAISHIYAではそういった影響についてもご案内をおこなったうえで、修理をおこなっています。
過去にREPAIR-SHOP HIRAISHIYAで受け付けたお客様の中で、ショルダーストラップの修理を依頼されてきた方がいらっしゃいました。その方は、ショルダーストラップについてしまったシミを落とそうとしたところ革が傷んでしまったようです。ご自身で部分的に洗ってしまったとのことで、革が折れてしまっていました。乾かしても元の状態に戻るわけではありません。接着剤などでくっつけることもできないため、真新しい革への交換が必要となります。
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAではWebでの注文を受け付けています。お客様情報を入力いただくほか、お品物の情報についてご記入いただき、お品物をお送りいただく流れとなります。
修理料金についてはショルダーストラップ交換は「13,500円~」となっており、修理内容に応じて金額が変わってきます。納期はおおよそ2~3か月程度いただいています。ご依頼状況によって納期が前後してしまうことをご了承ください。
3.REPAIR-SHOP HIRAISHIYAへ依頼するメリット
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAではネットでの注文から発送、仕上がり後の受け取りまで、全て自宅で完結させることが出来ます。お品物のやり取りについてはヤマト運輸さんより集荷・お届けをおこなっております。発送後のお品物については追跡サービスがついていますので、到着までの期間も安心してお待ちいただけます。
ルイヴィトンストアは、アイテムの購入先が正規店でなかったり、アイテムがすでに廃盤となっていたりした場合、修理を受け付けてくれないことがあります。これはルイヴィトン製品の品質やイメージ、部品の生産状況など様々な影響を加味した結果かとは思いますが、依頼を断られるというのは残念ですよね。
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは、お預かりしたお品物の修理の可否は、お品物の状態に応じて判断させていただきます。お品物の購入先であったり販売状況については、修理の可否に影響しません。ですので、上記の理由で断られてしまった方も、ぜひ一度REPAIR-SHOP HIRAISHIYAのご利用をご検討ください。

4.まとめ
いかがでしたか?
本日は、「ショルダーストラップ」の修理について、他店との比較をしてきました。
購入先のブランドで修理を断られてしまうと、「もう直すことが出来ない」、と諦めてしまったり焦ったりしてしまう事もあるかと思いますが、その際はぜひ一度「修理専門店へ依頼する」という選択肢についてもご検討いただければ幸いです。
それぞれお店によって出来ること、出来ないこと、料金や納期などが異なります。お客様がどういった部分にポイントを置くかによって、ご依頼先も変わってくるかと思います。
ぜひ様々なお店を比べていただき、ご自身のご要望に沿うお店を見つけていただければと思います。その中でもし、弊社をご利用いただける場合には、弊社スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。
REPAIRーSHOP HIRAISHIYAは主にWebサイトを利用してのオンライン注文にて承っております。24時間いつでも注文フォームをご利用いただけますので、営業時間を気にせず簡単にお手続きが可能となっております。お電話での受付につきましては専属のオペレーターが対応をいたします。ネットでの注文や操作にご不安がある場合にはぜひこちらをご利用くださいませ。
今回主にREPAIRーSHOP HIRAISHIYAとしての修理方法、ルイヴィトンストアでの断られてしまうケースについて解説をしてまいりました。先述したとおり修理の仕方や料金などについてはお店によっても様々です。同じ「修理専門店」でも弊社とA社では料金が大きく異なったり、納期が大きく異なったりと、サービス内容や特徴も異なります。それぞれの違いや、お客様自身のご要望と照らし合わせて適切な方をご選択いただければと思います。
REPAIRーSHOP HIRAISHIYAの公式ホームページ内ではルイヴィトンストアと修理専門店の違いについてくわしくまとめた記事なども公開しておりますので、ぜひご覧ください。
REPAIRーSHOP HIRAISHIYAではルイヴィトンをはじめとする数多くのお品物の取り扱い実績がございます。ルイヴィトンでも同じモデルの品物を何個も受け付けていますが、一つとして同じ状態の品物はありません。お品物の状態によってその度合いや修理方法は様々です。
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAはお品物の状態に合わせたご提案を心掛けております。ぜひお手元のお品物について、お困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

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