ルイヴィトンバッグの種類ごとの特徴

2022.08.10

こんにちは。

高級ブランドバッグ・財布リペア専門店の「ひらいしや」でございます。

暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

お陰様で日々多くのお客様にサービスをご利用いただいておりますが、やはり変わりゆくトレンドの中でも人気が高いのは、1854年から愛され続けているフランスのファッションブランド「ルイヴィトン」。

毎年様々なコレクションが発表されていて有名なブランドではありますが、各デザインごとの個性や違いを詳しく語れる方は意外と多くいらっしゃいません。

そこで今回は、フランスの時代背景と共にルイヴィトンバッグの歴史を辿りながら、デザインや機能性といった種類の違いについて解説させていただきたいと思います。

人気のバッグ・その1「キーボル」

1924年に発表されて以来、約100年間もの長い歳月が経っても未だにブレない人気を誇るトラベルバッグ。

沢山の荷物が入ることからフランス語で全て収納するという意味合いを持つ「ティアント」と名付けられた後、英語のKeep All(全て保つ)を短縮した「キーポル」へ。

大容量でありながら軽量なので持ち歩きやすく、柔らかなコットン素材から作られているため折り畳むことが可能。

スーツケースの中に予備バッグとして入れておけるよう作られているので、使用したい時にスーツケースから取り出し、それ以外は収納しておけるのが特徴的です。その他にもハンドルを固定するポワニエが付いており、長旅の中で疲れにくいよう工夫が施されています。開口部はダブルファスナー仕様で中の荷物を取り出しやすく、大きさは宿泊日数に応じて選べる横幅45・50・55・60の4段階サイズ。

1930年からは「バンドリエール」という取り外しの出来るショルダーストラップが付いた種類も販売されており、更に機能性の高いデザインへと進化してきています。

人気のバッグ・その2「スピーディ」

自動車の普及が進んだ1930年に誕生したハンドバッグ。

先程ご紹介させていただいたキーポルのデザインを基に制作され、自動車で移動する際に助手席へ置くことが出来るよう日常使いしやすいサイズに変化を遂げた商品になります。

元々はフランス語で急行の意味を表す「エクスプレス」という名で販売されており、時代の流れに応じて現在の「スピーディー」に改名されました。ボストンバッグを基盤にしているのでとても収納力が高く、付属で南京錠が付いてくるため防犯面においても安心感があります。

選ぶ楽しさも魅力に感じるほど柄の種類も豊富にあり、大きさは横幅約16cmのナノスピーディの他に横幅25・30・35・40までの5段階サイズを展開。使用するシーンに合わせてサイズを選べるのは大きなメリットと言えるでしょう。

因みに、スピーディ25は『ローマの休日』に出演したオードリー・ヘプバーンの希望から制作されたことで知られています。

人気のバッグ・その3「アルマ(Alma)」

1934年、女性の社会進出などによりファッションスタイルが大きく変化していた時代に登場した2wayハンドバッグ。 従来の旅行を目的とした大容量サイズから、普段のお洒落として身に着けられるコンパクトな大きさへ。

CHANELの創業者として有名なココ・シャネルが、ハンズフリーでも使える機能性を求めたデザインをオーダーしたことがアルマ誕生のきっかけになります。

商品名はパリのセーヌ川に架かっているアルマ橋から名付けられており、優雅な雰囲気や女性らしさを感じる可愛らしいアーチ型。底がしっかりとしていて安定感があり、ファスナーが左右幅広く開くのでバッグの中で迷子になりがちな小物類まで見やすくなっています。

大きさはBB・PM・MMまでの3サイズで、その日のファッションに合わせてショルダーストラップを付け外すことで2パターンの表情を楽しめます。

人気のバッグ・その4「パピヨン」

お洒落が自己表現の1つとして服装の自由度が高くなった1966年に誕生した筒型のバッグ。長くデザインされたハンドル部分がまるで蝶の羽のように見えることからフランス語で「パピヨン(蝶)」と名付けられました。

高級感がありつつも畏まった雰囲気になり過ぎず、気取らないコロンッとした可愛らしいシルエットが女性心をくすぐります。

パピヨンは何度かデザイン変更がかけられており、旧型・新型の大きな違いはショルダーストラップの長さです。肩掛け出来るようにショルダーストラップが長くなっているほうが新型になります。

サイズは19・26・30・ポシェット・パピヨンの4段階ですが、現在は廃盤になっている商品もあるため、ヴィンテージ感のある旧型の入手が難しく希少価値が高くなっています。

人気のバッグ・その5「ネヴァーフル」

2007年の販売開始から瞬く間に定番商品になったルイヴィトンの象徴とも言えるトートバッグ。どんなに沢山の荷物を入れても溢れないという意味から「ネヴァーフル」と命名されました。

ハンドル部分が細身なデザインになっていますが、驚くべきことに100kgの重量にも対応出来るほどの耐久性を兼ね備えた丈夫な設計。ノートパソコンや書類などを入れるにも丁度良いサイズ感で、通勤からお買い物まで大活躍してくれます。

両サイドの紐をキュッと絞るとスクエア型にもなるので2つのシルエットを使い分けすることが出来、収納力もあるので高い支持を得ています。サイズはPM・MM・GMの3種類があり、定番柄をベースに遊び心を感じる多様なデザインが展開されていることも愛される魅力の1つ。

その他にもシーズン限定のデザインが発表されることもあるので、新商品についても見逃せません。ルイヴィトンの上品さを演出しながら自分らしい個性を表現したい方にもおすすめです。

まとめ

以上、ルイヴィトンバッグの種類と特徴についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

改めて歴史を知ることでブランドの偉大さを感じられた方も多いのではないでしょうか。デザイン性だけではなく消費者が求める機能や耐久性までも拘り抜いて作られているため、憧れが詰まった理想的なバッグと言えるでしょう。

しかし、どんなに性質の優れたバッグでも長年愛用していく中で紫外線や雨といった外部的な影響などによって経年劣化は避けて通れない問題です。

ルイヴィトンバッグは一生ものバッグですので、色あせや汚れなどが気になった場合はお手入れをしながらお使いいただくことをおすすめしております。

「これからも長く愛用していきたい、でも劣化してしまった」

そのような時は、数多くの実績を持つ当店の専門職人によって修理させていただきますのでお気軽にご相談くださいませ。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。


【無料カウンセリング】

https://bag-repair.pro/contact/

【ご注文フォーム】

https://bag-repair.pro/order/