LOUIS VUITTON 修理はどこに依頼すればよい?

2023.05.27

ブランドバッグの修理だけでなく、携帯電話の修理の際などにもよく耳にする【正規店】と【非正規店】、皆さんはこの違いが分かりますか?多くの人が考える違いはブランド(メーカー)から認められていることや純正の部品を使用して修理してもらえること、などではないでしょうか。ですが実はそれ以外にも違いがあります。さらにはルイヴィトンストアでの取り扱いが不可能となるケースもございます。さて、今回はルイヴィトンの修理に関してルイヴィトンストアと、リペア専門店それぞれへ出した場合の違いとメリットと注意点についてご説明していきます。

1.ルイヴィトン 修理はどこに依頼すればよい?

ルイヴィトンのお品物をお預かりする中で大半を占めるバッグと財布。これらは日常生活の中でも使用頻度の高いものです。また、バッグの場合は肩にかけたり手に持ったりしますし、お財布はカバンに入れておくことがほとんどなので、物との摩擦や負荷の影響を受けやすいため縁の部分が擦れたり、根革と呼ばれるバッグの持ち手やショルダーベルトの付け根部分がちぎれてしまったり、表面の塗装が剥げたりしやすいです。そのためお色味の変化にお悩みの方も多く見受けられます。ここからは、いざ修理を依頼するというときに、どこに依頼をすればよいのかについてご案内していきます。

ちぎれてしまった【根革】

1−1 ルイヴィトンストアへ依頼する

ルイヴィトンではパリのアトリエと同じ技術を習得した専属の職人がフランスから取り寄せた純正のパーツを使って仕上げるリペアサービスがあります。現在、ルイヴィトンストアは全国に60店舗あり、店舗にて修理を受け付けてもらえます。(阪急梅田店、阪急メンズ店、LOUIS VUITTON DOVER STREET MARKET GINZA店、羽田空港店を除く)また、簡単な修理であればその場で対応してもらえることもあるようです。

お近くにルイヴィトンストアがない場合は、配送による修理も可能で専用の申込書をダウンロード、記入し該当のお品物と発送することで受付完了となります。

1-2 リペア専門店へ依頼する

「ちゃんと直るのか」「預けても大丈夫だろうか」という不安やマイナスなイメージを持ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、インターネットで検索すると、修理実績が多数ある修理専門店も多く存在します。過去の修理実績を掲載しているお店も多いので、修理件数の多いお店や経歴の長いお店など、安心して任せられるお店を探すのも良いのではないでしょうか。

2.それぞれに依頼する際のメリットと注意点

ここまで、修理の依頼先について簡単にご案内をしてきました。さてここから本題の【ルイヴィトンストア】と【リペア専門店】の違いについて、それぞれのメリットと依頼する際の注意点を挙げながらご説明していきます。

2−1 ルイヴィトンストアに依頼するメリット

メリットは、『ブランドから認められていること』『純正の部品を使用して修理がしてもらえること』です。前述のとおり、ルイヴィトンのリペアサービスはパリのアトリエと同じ卓越した技術を持つ専属の職人が、フランスから取り寄せた純正の部品を使用して修理にあたります。つまり、『どのお店で出しても高い品質で修理が可能』のため、安心感があります。

2−2 ルイヴィトンストアに依頼する際の注意点

デメリットは、リペア完了までに時間がかかるという事です。ルイヴィトンの公式ホームページでは『納期目安は6週間』と記載がありますが、ブランドのロゴが刻印されている部品の取り寄せ状況や順番待ちの件数によって、見積りや修理に時間を要する場合がある事も併せて記載されています。

また安定した高品質でのサービスであるため、当然料金も張ります。ルイヴィトン公式ホームページにて修理の概算金額が掲載されていましたので一部抜粋してご紹介いたします。(すべてバッグの場合の料金です。)

ファスナーやファスナー金具(ファスナーを開閉するための引き手など)の交換 ~30,800円

ハンドルの交換(1本) 20,900円

ショルダーストラップの交換 41,800円

当社の料金表 https://bag-repair.pro/#price 

(※税込み表記・構造等による価格変動有)

2−3 リペア専門店に依頼するメリット

ここからはリペア専門店へ依頼する場合のメリットと注意点についてご案内していきます。

(こちらは当社REPAIRSHOPHIRAISHIYAへ依頼した場合の対応を基準としてご説明していきますので、他のリペア専門店さんとは対応等について異なる部分がある可能性もございますのでご注意ください。)

メリットは、ルイヴィトンストアと比べかかる料金が比較的リーズナブルであるという事です。大幅に安くなるという事ではありませんが、ルイヴィトンストアに依頼するより低い金額で修理が可能です。ですが、この後のデメリットでも述べますが各店舗によって料金にムラがあるため、事前に問い合わせたり数店舗へ見積もりを依頼するなど確認が必要です。

もう一つのメリットは、ルイヴィトンストアで修理を断られてしまった場合でも修理が可能な場合があるという事です。ルイヴィトンではたくさんのモデルが存在します。その中にはもうすでに廃盤になってしまっている物もあります。それらは交換用のパーツがなく、ルイヴィトンストアでは修理を受け付けてもらえないことがあるようです。そういった場合同様のパーツがあるか否か、その他お品物の状態によってはリペア専門店で修理を受けつけてもらえる可能性があります。

さらにもう一つ、大きな違いとしては染色も可能であるという事です。バッグや財布はどんどん塗装が剥げてきてしまいます。これは使用していく中で起きる摩擦によっておこるものなので仕方のないことです。また、昨今コロナウイルスの影響でこまめに消毒する機会が増えたことによって、お店で消毒をした際にバッグに消毒液が垂れてしまった、外出から帰ってきて軽くアルコールシートで拭いたら変色してしまった、などアルコール(よく耳にするエタノールはアルコールの一種です。)による色のトラブルが増えています。そういったとき、実はルイヴィトンでは修理・染色の対応は受け付けていません。リペア専門店も、店舗によって可能な店舗とそうでない店舗がありますが、当社REPAIRSHOPHIRAISHIYAでは下記の画像のように、染色によるお直しも対応しております。あきらめてしまう前に一度、リペア専門店での修理もご検討下さいませ。

当社での修理事例(染色)

2−4 リペア専門店に依頼する際の注意点

注意点は、正規店のメリットにも重なる部分がありますが、純正のパーツを使っての修理が不可能であることです。ルイヴィトンではファスナーの引手部分やボタン、根革(バッグの持ち手やショルダーベルトの付け根部分)に『Louis Vuitton』と刻印がされたパーツが使われています。しかしこれはルイヴィトンストアでのみ取り扱いが可能なものである為、リペア専門店で修理をする場合は代替品(ブランドロゴの刻印のないもの)を使用する形となります。また、一度リペア専門店にて修理を行った場合、それ以降ルイヴィトンストアではリペアサービスを受けることが出来ません。

そしてもう一つの注意点は、それぞれのお店によって技術(仕上り)や料金に差が出てしまうという事です。ルイヴィトンのような一定の水準が存在しない為、それらは個々の店舗の経験や力量に左右されてしまうのです。また、料金設定も各店舗での設定となるため同じ修理内容で依頼した場合でも、料金に大きな差が出ることがあります。

3.REPAIRSHOP HIRAISHIYAでの注文方法

 ここまで、ルイヴィトンストアとリペア専門店の違いについてご案内してきました。修理内容や料金についても色々違いがありましたね。ここからは当社REPAIRSHOP HIRAISHIYAへの注文方法についてご案内していきます。発送についてのご案内や注文に際しての注意点なども併せてまとめておりますのでぜひご覧ください。

お見積りやカウンセリングもお任せください。

3−1 ご注文方法

当社ではご注文方法として、ネット注文とお電話での注文の2パターンをご用意しております。

ネット注文は、24時間いつでもどこでも時間を問わずにご注文いただけます。隙間時間に注文したい、土日にゆっくり注文したい、という方にピッタリです。電話注文は、ネットでの注文手順に不安のある方、修理について相談しながら注文したい方におすすめです。こちらはネット注文とは異なり、土日の注文はお受けいたしかねますので、ご注文の際はご注意くださいませ。

3−2 お品物の集荷について

こちらについても方法が2つございます。1つ目はご注文の際に集荷希望日時をご指定いただく方法です。こちらは最短で当日の集荷(18~21時)が可能です。ご希望の日時にヤマト運輸さんが集荷に伺いますので、ご自宅から出ずに注文・発送が可能です。小さなお子様がいるお客様や、お車を持ちでないお客様でもスムーズにご利用いただけます。

2つ目の方法は直接ヤマト運輸さんへお持ち込みいただく方法です。ご注文の際に集荷方法【ヤマト運輸へ直接持ち込み】をご選択ください。こちらは、通勤途中やお買い物のついでになど自分のタイミングでお出しいただけるので、なかなかお時間の都合がつけられない場合でも安心です。

3−3 ご注文・集荷の際の注意点

当社のホームページにて、クリーニング・修理・染色の料金の記載がございますが、こちらはあくまで参考価格となりますため、お品物の状態や修理方法により金額が前後いたします。当社へお品物到着後、お品物の状態を詳しく確認いたしまして最終お見積りをご提示いたします。

集荷方法ご選択時に【自宅へ集荷】をご選択された場合でも、集荷の際の梱包資材につきましてはお客様にご準備いただく必要がございます。大変お手数ではございますが、該当のお品物を梱包したうえで集荷に来た配達員さんへお渡しください。また革製品は大変デリケートなものですので、万が一配送中に動いてキズになってしまわないよう、バッグの中や箱の余白などを紙製のもので埋めての梱包・発送をお願いいたします。(往復送料は無料となります。※沖縄県のみ別途6,600円頂戴いたします。)

3-4 修理実績について

REPAIRSHOP HIRAISHIYAは、30年以上経験の職人が一つずつその製品に合う最適な修理を行っております。部品の交換だけでなくクリーニングや染色も多く承っております。これまで多くの方にご利用いただき、通算26,000点以上の修理実績がございます。当社のホームページやInstagramにて修理前後のお写真や作業内容に関しての記事を公開しております。現在お困りの内容と似たケースの修理十隻が掲載されているかもしれません。ぜひ当社へ依頼いただく際に参考にして頂けますと幸いです。

こちらから、過去の修理事例がご覧いただけます。 https://bag-repair.pro/achievement/

沢山のお客様にご利用いただいております。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は修理先について、ルイヴィトンに修理に出した場合とREPAIRSHOPHIRAISHIYAに修理を出した場合の違いを、メリットと注意点についてそれぞれ交えながらご案内していきました。違いを考慮したうえで、修理内容や状況にあった選択が必要ですね。

当社へのご注文や、その他修理に関するご不明な点につきましては下記のリンクよりお気軽にお問い合わせくださいませ。破損や剥がれ等が生じている部分などに関して相談されたい場合は無料カウンセリングにて修理希望箇所のお写真を添付いただいたうえでご相談いただきますと、ご提案・ご案内がスムーズです。ぜひご活用くださいませ。

【無料カウンセリング】https://bag-repair.pro/counseling/

(受付は午前10:00-12:00/午後13:00-15:00 土日はお休みです)

【ご注文フォーム】https://bag-repair.pro/order/

(お電話からのご注文も可能です。)

【インスタグラム】https://www.instagram.com/repairshop.hiraishiya/

(お手入れに役立つ情報や過去の実例を紹介しています。)