高級ブランドの中で一番人気なブランドとは

2024.04.04

高級ブランドの服やバッグ、靴などの小物類は身に着けるだけで一つのステータスになる憧れのアイテムですよね。創業当初から高い品質とデザイン性をもつアイテムを販売し、長きに渡り愛されるラグジュアリーブランドは数多く存在します。
「昔から好きで愛用しているこのブランドって世間的にはどれくらい人気なの?」
「大切な人に流行を押さえたブランド物のプレゼントを贈りたい!」
など、ネット上でもしばしば見かけるこんな疑問。
今回は数ある高級ブランドの中でも特に多くのファンから支持を集めているブランドや、その中でも多くご相談いただく修理内容についてなど、様々なハイブランド市場についてご紹介いたします。

そもそも高級ブランドとは、その名の通り高価で販売されているブランドのことを指し、一般的には「ルイヴィトン」や「エルメス」のように長い歴史を持ち創業当初から富裕層向けに商品を展開していたブランドとされています。しかしながら明確な定義やはっきりとした区分は難しく、パリコレへの出展やオートクチュールを販売するようなブランドのことを指す場合もあります。そのため、「ポールスミス」や「ドルチェ&ガッバーナ」などの海外ブランドも高級ブランドとして扱われることがあります。

高級ブランドならではの魅力はなんといってもその長い歴史の中で確立した独創的な世界観や、細部まで徹底した品質へのこだわりではないでしょうか。上質な素材を使用して丁寧に作られた製品は定期的な手入れや修理次第で”一生もの”のアイテムになります。また、上品で洗練されたデザインのアイテムが多く、身につけた人の風格を高めたりファッションに華を添えたりするような力もあります。

以下は、ブランドのランク分けを簡潔に説明したものです。

最高峰ブランド        エルメス、ハリーウィンストンなど

※全行程を職人が手作業で行っている世界最高峰のブランド
ハイブランドルイヴィトン、シャネルなど

※生産を委託せず、アウトレットが存在しない
アクセシブルブランドマイケルコース、ケイトスペードなど

※生産を中国などで行いコストを抑えている。カジュアルブランドより高ランクだが、ハイブランドよりは手が届きやすい程度にリーズナブルなブランド
カジュアルブランドアーバンリサーチ、シップスなど

※一般的なファッションブランド

アクセシブルブランドは正式には「アクセシブル・ラグジュアリー・ブランド=手が届きやすい高級ブランド」と呼ばれていますので、最高峰ブランドからアクセシブルブランドまでを「高級ブランド」として扱われることが多いようです。

先述したように、世界には様々なブランドが存在しています。そんな数あるブランドの中でも【ルイヴィトン】【エルメス】【シャネル】この3つのブランドはバッグやアパレルの分野において最も注目度が高いので世界三大ブランドとしても地位を確立しています。
これらのブランドは、それぞれ独自のデザイン性や長い歴史、そして確立されたブランドイメージによって、世界的にとても人気の高いブランドとして認知されています。

●ルイヴィトン
1854年に創業したルイヴィトンは当初高級旅行用カバンメーカーとして設立し、その独創的なモノグラム柄や革新的なデザインで世界的な人気を集めました。ルイヴィトンの製品は、その長い歴史と独創的なマーケティング力で業界のトレンドとしての地位を維持しています。

●エルメス
高度な職人技による高品質なレザー製品が高く評価されていて、特にバーキンやケリーバッグなどの製品は世界中のファッション愛好家にとって憧れのアイテムとされ、ブランドの伝統的な歴史を象徴しています。

●シャネル
1920年代にココ・シャネルによって設立されたシャネルは、エレガントで気品のある女性像を創造し、バッグのみならず香水や化粧品など様々な分野で人気を集めています。シャネルのブランド価値はその独自性からファッションだけでなくビューティー業界においても影響力を持っています。

ルイヴィトンは高級ブランドの中でも売り上げが世界1位であり、アメリカのフォーブス誌が毎年発表している「世界で最も価値のあるブランドランキング」では2021年に13位を獲得しています。
ルイヴィトンは実用的で高品質な製品だということや、ブランドイメージの戦略の上手さなどから、世界中に最も普及した高級ブランドの地位を築いていることが感じられます。
様々な人気ブランドが誕生している中、一番人気を誇るルイヴィトンは多くの方が納得の高級ブランドではないでしょうか。
さらにルイヴィトンが高い人気を得ている理由を以下にご紹介いたします。

ルイヴィトンと息子のジョルジュは強固な施錠を開発し、特許を取得していました。その施錠がいかに強固であるかをアピールするために2人は面白い企画を考え付きます。
それは、当時アメリカで人気を博していたマジシャンへの挑戦でした。彼らはそのマジシャンに対し、自分たちの施錠を使ったルイヴィトンのトランクから脱出できるか?と挑戦を申し込んだのです。結局この挑戦は受け入れてはもらえませんでしたが、ルイヴィトンの長い歴史の中には知られざるストーリーがいくつもあります。ルイヴィトンのアイテムを使用するときは、そんな歴史の中のストーリーに思いをはせることでさらに愛着が沸くことでしょう。

創業当初ルイヴィトンは旅行用カバンを製造する職人でした。その当時の旅行用カバンは豚革製が主流でしたが、ルイヴィトンではコットンに防水加工を施した「グリ・トリアノン」という名前の生地を使用していました。グリ・トリアノンは、沈没したタイタニック号の中から見つかったルイヴィトン製品のトランクが後日引き上げられたとき、トランク内部への浸水がなかったという噂まであるほど他の製品に比べて圧倒的に丈夫な素材でした。
現在でも、ルイヴィトン製品は耐久性が高いうえに防水性にも優れているので長年愛用できるアイテムと言われています。

ルイヴィトンのデザインは基本的にシンプルなものが主流です。シンプルながらも華やかさがあり上品で、そのうえ上品なファッションはもちろんのことカジュアルなファッションとも相性が良くコーディネートに取り入れやすいという魅力もあります。
また、様々なラインが展開されているのでそれぞれのファッションに合わせやすく、いつもの装いをワンランク格上げしてくれるところが人気の理由と言えるのではないでしょうか。

ここまでルイヴィトンの圧倒的な人気の理由についてお伝えしていきましたが、世界中で愛用されている分、修理のご相談も数多くいただきます。ここからはルイヴィトンの中でも人気でとても修理依頼が多いアイテムの修理事例についてご紹介していきます。
基本的に修理に使用する革や金具は代替品への交換となりますが、ルイヴィトン正規店では断られてしまった修理でもお受けできる場合がありますので、お気軽にご相談くださいませ。

ネヴァーフルは数あるルイヴィトンのバッグのなかでも特に多くの女性から支持を得ているアイテムです。ネヴァーフルが発売されたのは2007年頃で、ネヴァーフルという名前の由来は「Never full=溢れない」という意味から来ているとされており、たくさん荷物を入れても溢れないバッグとして作られました。
「たくさん荷物を入れても溢れないバッグ」がコンセプトとなっている通り、やはりネヴァーフルの魅力はその収納力の高さです。女性がお出かけをする際には多くの荷物が必要ですよね。場合によっては書類を入れたり、パソコンを持ち歩いたりなど、、、
そんなときでもネヴァーフルならバッグの高さも十分にあるのでたくさんの荷物がすっぽりと収まります。荷物が多くなってしまう女性にとってネヴァーフルは、お出かけの際の強い味方になってくれるのではないでしょうか。
また、こちらのダミエアズールは一般的なブラウン系のダミエとは違って女性らしい明るい雰囲気を出すことができるので、ファッションにも合わせやすくとても人気のあるアイテムです。

ルイヴィトンネヴァーフルのハンドルや口革(バッグ開口部の革)などにはヌメ革が使用されています。ヌメ革は濡れるとシミになってしまったり乾燥によってひび割れてしまったりと、取り扱いには注意が必要です。今回の修理依頼は口革が劣化によってボロボロになってしまったために修理のご相談をいただきました。

下の写真が口革交換の修理後の写真です。
新しいヌメ革へ交換することによって元々のダミエアズールのさわやかさが一段と魅力的になり、さらにコーディネートに映えるネヴァーフルとなりましたね。

アマゾンは1974年に誕生したロングセラーアイテムで、かの有名な南米のブラジルを流れ大西洋に注ぐ世界最大規模の河川であるアマゾン川が名前の由来となっています。
アマゾンの魅力はその形と収納力。見た目はコンパクトなショルダーバッグですが、マチがおよそ9センチと大きいので見た目以上に物が入ります。前面の小さい方のポケットにはよく使うスマートフォンを、大きい方のポケットにはお財布や化粧ポーチを入れて使う方が多いようです。
また、カジュアルなファッションにも合わせやすいので普段使い用として使用できるのも魅力ですね。
しかし、残念ながら2014年に惜しくも廃盤となってしまっています。それでも、キャッシュレス決済が主流になり始めた昨今、小さめのバッグの需要が高まっていますので、アマゾンは今でも中古市場で人気のあるアイテムです。

アマゾンだけではなくすべてのバッグに共通して修理依頼を多くいただくのが根革の破損です。根革とは、ショルダーベルトやハンドルとバッグ本体を繋いでいる部分のことを指し、使用していくうえでとても負荷がかかりやすい部分です。アマゾンの根革はヌメ革でできているので、新しいヌメ革へ交換する修理を行います。その際、根革には「カシメ」とよばれるルイヴィトンの刻印が入っている丸い金具が付いていますが、カシメは一度取り外すとまた付け直すということが難しいパーツでございますので、カシメはルイヴィトンの刻印が無い代替品へ交換となります。

こちらが根革修理のビフォーアフターの写真です。新しい根革は元々の根革と同じ形で作成いたしますので、見た目はあまり大差なく使用することが可能です。

今回は、高級ブランドの定義や人気ブランド、人気アイテムの修理事例などをご紹介させていただきました。やはり、ルイヴィトンは高級ブランドの王道中の王道で、誰しもが見たことのあるブランドではないでしょうか。その有名なモノグラム柄に憧れた方も多いはずです。モノグラム柄以外にもたくさんのラインが展開されていて、デザインもシンプルで一般的なものから独創的でコーディネートのアクセントになるものまで、様々なアイテムが豊富です。また、男女問わず使いやすく、さらに様々な世代にも愛されるルイヴィトンは今後も人気が衰えることはないように思われます。
高級ブランド製品は長年愛用されるアイテムだと思いますが、使用を続けていくと劣化は免れません。REPAIR-SHOP HIRAISHIYAではさまざまな修理や染め直し修理を行っています。劣化や色剥げが起こってしまったルイヴィトン製品でも、REPAIR-SHOP HIRAISHIYAで修理をすることによってまた新たに生まれ変わらせることが可能です。今回ご紹介したルイヴィトン製品以外にも様々なラインのアイテムや、ルイヴィトン以外のブランドの修理も承っております。また、ルイヴィトン正規店では断られてしまった修理でも、REPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは修理可能な場合もありますのでぜひ一度ご相談くださいませ。


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