ルイヴィトンバッグの修理リペアについて

2022.10.11

ルイ・ヴィトンバッグの修理やリペアが必要になった場合は、どこに依頼すれば良いのか迷いますよね。ここでは、ルイ・ヴィトンバッグの修理リペア方法や相場料金について解説していきましょう。

ルイ・ヴィトンバッグを修理・リペアする方法

ルイ・ヴィトンバッグを修理・リペアする方法は、以下の3つです。

  • 自分で修理・リペアする
  • 直営店に依頼する
  • ブランドバッグの修理・リペア専門店に依頼する

​​​​1.自分で修理・リペアする

まず、一つ目の方法は自分で修理する方法です。
最近では、革製品のリペアキットや専用の接着剤も販売されています。軽い修理やリペアの場合は、セルフで行うことも可能です。ただ、大きな損傷や修理が必要な場合は自分では直せないので、次にご紹介する2つの方法を検討しましょう。

2.直営店に依頼する

最もオーソドックスな修理・リペア方法は、ルイ・ヴィトンの直営店に依頼する方法です。直営店に修理・リペアを依頼するメリットは、ルイ・ヴィトン専属の職人が純正の部品を使って修理してくれる点。また、直営店なのでステッチから革の質感まで、綺麗に補修してくれます。
ただ、直営店は料金が高く修理から戻ってくる期間も長くなりがちです。さらに、修理に出す際には正規店で購入したことが証明できる、ギャランティカードや保証書が必要な場合があります。

3.ブランドバッグの修理・リペア専門店に依頼する

ブランドを扱っている専門店では、修理やリペアサービスを提供しているお店もあります。
専門店では直営店に依頼するよりも安く、修理・リペアが可能です。専門店でのメリットは、直営店での修理よりも納期が早く料金も安く済みます。仕上がりも、直営店と遜色ない技術力の高い職人も在籍しているお店も多くあります。
ただ、専門店では純正のパーツを取り扱っていなかったり、技術が伴っていないなど店舗によっては当たりハズレが激しい場合もあるでしょう。
修理専門店を見つける際には、お店の口コミや評判を確かめて判断するのがポイントです。修理でお困りの方は豊富な経験と実績のあるHIRAISHIYAへご相談ください。

ルイ・ヴィトンのバッグの修理内容と料金相場

ルイヴィトンのバッグは、修理内容ごとに値段が異なります。
ここでは、料金の目安についてご紹介していきましょう。

1.根革修理

根革とはバッグの持ち手と本体を結合している部分です。
根革は最も負荷がかかる部分なので、金具から外れたり革が破れたりしがちです。
修理内容は革の色に近い革か染色して近づけた新しい革で修理し、金具はそのまま再利用します。
修理料金の相場は一ヶ所につき、約5,500~10,000円程度です。

2.ハンドルやショルダーの交換・修理

バッグのハンドルやショルダーは、常に触れている箇所になるのでシミが付きやすく、劣化の早い部分です。修理内容は、オリジナルに近い色合いの革を使って、同じデザインを再現して修理します。
料金の目安は、1本あたり約6,000〜14,000円程度です。

3.内張り、内袋の交換・修理

ルイ・ヴィトンのバッグは、経年劣化とともに内側が色褪せたり革がベタベタした質感になりがちです。また、内袋が破れてしまう場合もあります。
このような場合は、内側を全て交換する修理が必要です。
交換費用の目安は、内袋の素材にもよりますが約12,000〜30,000円が相場です。

4.縫い目ほつれの修理・縫製

革の継ぎ目やファスナーとの縫合部分は、ほつれやすい部分です。
ほつれの場合、修理内容はほつれた箇所を再び縫製していきます。
料金の目安は、1カ所あたり2,000〜5,000円が相場です。

5.ファスナー交換

ファスナータイプのバッグは、金具の破損や閉まりが悪い、スライダーの破損などさまざまです。
ルイヴィトンは「YKKファスナー」を採用しているので、ほとんどの場合新しく交換します。
また、ロゴ入りのプルタブは、接続部分が壊れていなければ再利用可能です。
料金の目安はファスナー長さにより約6,000〜10,000円程度です。

6.ボタンや金具などのメッキの剥がれ

バッグの金具類で最も多い修理が「メッキの剥がれ」です。
よく触れるファスナーのタブ部分やボタンなどは、長く使用しているとメッキが剥がれてきます。
修理内容は、一度縫合されているボタンやファスナーを取り外して、金属部分だけを塗装していきます。
そのため、料金は塗装する箇所や場所によって異なります。
料金の目安は、3,000〜6,000円です。

汚れや損傷が激しい場合は皮革修復師へ相談

ここまで、ルイ・ヴィトンバッグの修理内容と料金相場をご紹介してきました。
ただ、ここでご紹介している料金はあくまで相場であり、実際に修理を依頼すると見積もりが高くなってしまうケースも多々あります。長年愛用してきたバッグとはいえ、修理代金が高いと躊躇してしまうことも少なくありません。
しかし、汚れや損傷が激しく修理料金が高額になってしまう場合でも、今までの思い出がたくさん詰まった世界にひとつだけしかないアイテムは、これからも大切にしたいものです。
一方、汚れや損傷があったとしても、それもまた時代を過ごしてきた味わいとして受け入れながら愛用し続けることも一つの楽しみ方だと思います。

修理できるかどうか迷った場合、HIRAISHIYAでは個々の仕上げについて専門の皮革修復師が親切丁寧にカウンセリングいたしますので、ぜひご相談ください。

まとめ

今回は、ルイ・ヴィトンのバッグの修理・リペアについてお伝えしてきました。
修理は、自分で直せる場合もありますが、直営店やHIRAISHIYAなどの修理専門店に任せた方が安心です。修理専門店に依頼する場合には、実績と経験を比較しながら選ぶようにしましょう。
また、公式Instagram公式YouTubeチャンネルまたはブログで実績詳細をしっかりチェックするのもポイントです。