2024/05/10

ディオール修理リペア

ハンドル補色染め

こんにちはREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)です。今回Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)などの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でご紹介するのは、Christian Dior(クリスチャン・ディオール)の”ハンドバッグ”のクリーニング修理とハンドル同色染め修理のご依頼です。Christian Diorは、1946年にフランスで「クリスチャン・ディオール」という人物によって誕生した歴史あるブランドです。ディオールはたくさんの有名なデザイナーたちに支えられながら魅力あるアイテムを生み出し続けてきたと言われています。現在はディオールのレディースラインにはヴァレンティノ・ガラヴァーニのデザイナーだった「マリア・グラツィア・キウリ」が、メンズラインである”ディオールオム”には過去にLouis Vuittonでシュプリームなどとのコラボを実現させた「キム・ジョーンズ」が就任しています。今回のご依頼品はChristian Diorの中でも代表的なバッグである”レディ・ディオール”というラインで、1995年に登場してから25年以上経った今でも世界中で人気を集めています。レディ・ディオールは元々カナージュ・キュイール(格子の革)という名前で販売されていました。当時ディオールの得意客であったフランスのシラク大統領夫人がパリを訪れたダイアナ元妃にこのカナージュキュイールをプレゼントしたところ、とても気に入られたそうでその後自ら全色を購入してしまうほどだったそうです。それ以降、ダイアナ元妃がカナージュキュイールを持った姿がよく見られたことから、1995年にダイアナ元妃の愛称であったレディ・ダイアナに由来して「レディ・ディオール」に改名することになったと言われています。レディ・ディオールの魅力はなんといってもその特徴的なカナージュステッチではないでしょうか。カナージュステッチ(格子柄)とは、正方形とひし形を交差したようなステッチによるデザインを表したもので、ディオールの中でも最も多く使われているデザインです。カナージュステッチがバッグに施されていることで、キルティングのようなふっくらとした独特の質感となり、高級感を放っています。

修理リペアの実例概要

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それでは、REPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)へ修理のご依頼をいただいたハンドバッグを見ていきましょう。こちらが今回、Louis Vuittonなどの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でお預かりした「Christian Diorのレディ・ディオールカナージュハンドバッグ」です。こちらはブランド品が大好きな方なら言わずと知れた超人気バッグです。近年、ディオールのお店で見られるレディ・ディオールのほとんどはキャンバス生地やラムスキンで作られていますが、今回のご依頼品はナイロン生地で作られたバッグです。ナイロン生地のレディ・ディオールはおおよそ20年ほど前に販売されていた商品で、とってもレアなバッグとなっています。ナイロン生地の良いところはなんといっても柔らかくて使いやすいということではないでしょうか。通常のレディ・ディオールは比較的硬めのバッグなので、こちらのように柔らかくてカジュアルに使えるカナージュバッグはとても人気が高い商品です。

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20年ほど前に販売されていた商品ということもあり、本体のナイロン生地部分は汚れが付いていたり、ハンドル部分の革は色が剥げてしまっていたりと、とても使用感のある状態になっていました。まず、ハンドルの色剥げは補色染めをすることで対応をいたしました。補色染めをする際は一度表面の汚れを取らなければ綺麗に色が乗らないのでクリーニングから始めます。クリーニングの際は革専用の洗剤で綺麗にハンドルの汚れや古いコーティング剤を落としていきます。このときに全体的に劣化が進んでいたのであまり強くクリーニングをしてしまうともっと劣化してしまいますので、慎重にクリーニング作業を進めました。クリーニングが終わったら補色作業に移ります。今回の補色は黒色だったので色を新しく作ることなく黒色の補色液を使って作業を進めることができました。ハンドルの一部分は表面が剥がれて凹凸になってしまっていたので、やすりなどで凹凸を平らにならしてから補色することで綺麗な仕上がりにすることができます。本体部分のナイロン生地は長年の汚れが蓄積していて頑固なこびりつきがたくさんありましたので、様々な洗剤や道具を使ってクリーニングを行いました。

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こちらがハンドルの補色染めが完了した修理箇所を近くから見た写真です。凹凸をやすりなどで平らにしてから補色染めを行いましたので、滑らかできれいな仕上がりになりました。さらに表面のコーティングが剥がれて艶感が無くなりくすんでしまっていましたので、補色染めを行うことで艶感を取り戻すことができました。また、こちらの本体部分のナイロン生地は通常のクリーニングだけでは汚れを落とすことが難しかったので、クリーニングに加えてシミ抜き作業も行いました。シミ抜き作業はまず通常のクリーニングの時に使用する洗剤よりも少し強いシミ抜き剤をバッグに付け、そのあとにシミ抜き専用の機械を使って汚れを落としていきます。シミ抜き専用の機械は風と水(お湯)を同時に勢いよく出すことができ、その水圧(蒸気)を利用して頑固な汚れを取ることができるものです。今回は熱を加えても大丈夫な素材だったので蒸気を使ってシミ抜きを行いましたが、熱を加えられない製品には水と超音波を出せる機械でシミ抜きをすることもできます。このように弊社ではご依頼品の素材や形状に合った方法でクリーニングやシミ抜きを行っておりますので、安心してご依頼くださいませ。

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このようして、”ハンドルの補色染め”と”全体的なクリーニング”が完了したご依頼品を見ていただくと、最初のときの状態に比べて輝きが増したように見られますね。リペア後の製品はそのあとの保管方法もとても重要です。保管場所は風通しが良く、直射日光が当たらない場所で保管することをおすすめしております。また、購入時に製品が入っていた箱や袋は保管には不向きな場合がほとんどですので、ホコリなどをカバーしたい時は通気性の良い布や不織布がおすすめですよ。以上で、今回のLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)などの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)の修理内容のご紹介を終わらせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。REPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)では、Christian Diorの正規店では断られてしまった修理内容もお受けできる場合がございますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。お客様のご利用をスタッフ一同お待ちしております。