2024/04/11

ルイヴィトン修理リペア

口革交換修理

こんにちは。Louis Vuitton(ルイヴィトン)修理専門店のREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)です。今回Louis Vuitton(ルイヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)でご紹介するのはLouis Vuitton”ネヴァーフル”の口革修理のご依頼です。ネヴァーフルが誕生したのは2007年頃。「Never full=溢れない」という言葉が由来でネヴァーフルと名称が付けられ、その名の通り「どれだけ荷物を入れても溢れないバッグ」をコンセプトに製造されました。世界中の多くの女性から支持を得ているルイヴィトンは魅力的なバッグがたくさんありますが、数あるルイヴィトンバッグの中でもネヴァーフルは特に人気が高いアイテムです。ファッションは流行の変化が激しく、長い間需要を保ち続けることはそう簡単ではありませんが、そんな中でもネヴァーフルは15年以上も愛され続けるロングセラーアイテムとなっています。もはやルイヴィトンの顔とも言えるほどの人気ぶりですね。そんなネヴァーフルの魅力は主に三つあります。一つ目は収納力が高いということです。女性がお出かけをするときはお財布やポーチ、キーケースなど荷物が多くなってしまうかと思います。また、場合によっては書類やパソコンを持ち歩かなければいけないときなどもあるのではないでしょうか。そんな場合でもネヴァーフルならバッグのマチも高さも十分にあるのでたくさんの荷物がすっぽりと収まります。「どれだけ荷物を入れても溢れないバッグ」というコンセプトで製造されたのでさすがの収納力です。二つ目は作りが頑丈ということです。ネヴァーフルのハンドル部分は一見細くて頼りない印象を持ちますが、一枚革を厚めに切り出して2本の縫込みで補強した特殊な縫製で作られているので、ハンドル1本で100㎏の重さに耐えられるとも言われています。もちろん100㎏の荷物を入れることはないとは思いますが、そのくらい頑丈な作りであるということが分かります。三つ目はサイズ展開が豊富だということです。ネヴァーフルは「PM・MM・GM」の3つのサイズを展開しており、使い方や様々な用途などに合わせてサイズを選ぶことができます。自分の使いやすい用途に合わせてサイズを選べることはとても嬉しいポイントですね。

修理リペアの実例概要

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それでは、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)へ修理のご依頼をいただいたトートバッグを見ていきましょう。こちらが今回、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYAでお預かりした「ネヴァーフル」です。ネヴァーフルはルイヴィトンの定番柄とも言えるモノグラムや、シンプルなデザインでブランドの主張をあまり目立たせたくない方におすすめなエピなど、様々なモデルラインを展開しています。今回のご依頼品はホワイト系の格子柄が特徴的なダミエアズールのネヴァーフルです。一般的なダミエといえば皆さんブラウン系のデザインを思い浮かべるかと思いますが、ダミエはブラウンのほかにも、さわやかな印象を与えるホワイト系や、男性の方でも使いやすいブラック系など、たくさんのバリエーションが展開されています。ダミエアズールは夏のリゾートがテーマのラインですが、冬のコーディネートとも相性が良いので季節を選ばず使いやすく、女性らしい明るい印象をプラスしたい方におすすめです。

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先ほどお伝えしたようにネヴァーフルには3つのサイズ展開があり、一番コンパクトなサイズがPMです。PMはほどよいサイズ感で、普段のお出かけで使用する携帯・財布・ポーチなどは余裕で持ち運ぶことができます。次に大きいのがMMです。MMはノートパソコンやA4サイズの書類などが収納でき、出張のときや荷物が多くなる移動のときに便利なサイズです。また、内側にはポケットが付いているのですぐに取り出したい携帯などは内ポケットに収納することができます。そして一番大きいサイズがGMです。GMは1~2泊程度の旅行の荷物であればすべてが十分に収まるサイズです。高さ32センチ、幅39センチとかなり大きく作られているので、洋服やメイクポーチ、持ち運び式のアメニティなどを十分に収納することができます。普段から旅行に行くことが好きな方にはGMサイズがおすすめです。今回のご依頼品はもっとも使い勝手に優れたMMサイズです。口革と呼ばれるバッグ開口部のヌメ革が経年劣化によってボロボロになってしまったために修理のご依頼をいただきました。ヌメ革は乾燥に弱く、定期的にクリームなどでお手入れをしなければボロボロと劣化してしまいます。

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こちらが”口革交換修理”が完了した修理箇所を近くから見た写真です。口革部分(バッグ開口部の縁周りの革)は荷物を出し入れするときに衝撃が加わってしまうことが多く、とても劣化しやすいパーツでもあります。また、Louis Vuittonネヴァーフルには口革以外にも、ハンドルや両サイドに付いているストラップにヌメ革が使われています。先ほど、ヌメ革は乾燥に弱くクリーニングなどでのお手入れが必要とお伝えいたしましたが、さらに、ヌメ革は雨などに濡れて水分が付いてしまうとシミになって変色したりボロボロになって劣化したりもしてしまいますので、取り扱いには十分注意が必要な素材です。劣化したヌメ革は交換で対応しており、交換のときは新しいヌメ革を元々のパーツの形に切り取って作成し、縫い付けていきます。縫い付けるときはずれが生じないように真っすぐ縫い付けなければいけないので、これは長年の職人さんならではの技術が必要です。縫い糸もブランドオリジナル同様に、黄色い糸を使用して縫製を行っていきます。ヌメ革は経年変化によって色が濃く飴色に変化していく素材なので、新しいヌメ革へ交換するとベージュのような淡い色になります。

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口革部分のヌメ革を新しいヌメ革へ交換修理したことによって、元々さわやかで明るい印象だったバッグがさらに明るく華やかになったように伺えますね。ヌメ革はご自身の使用頻度によって定期的にブラッシングしたりクリームを塗ったりしてお手入れをしてあげることで、劣化を抑制しムラなくきれいに色が変化していきますので、そんな色の変化もぜひ楽しんでみてください。ブラシやクリームは様々な種類のものが販売されているので、ご自身の愛用品に合ったものを使用してくださいね。以上で、今回のLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)の修理内容のご紹介を終わらせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYA(リペアショップひらいしや)では、Louis Vuittonの正規店では断られてしまった修理内容もお受けできる場合がございますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。お客様のご利用をスタッフ一同お待ちしております。