2023/02/07

ルイヴィトン修理リペア

クリーニング

こんにちはLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)修理専門店REPAIR-SHOP HIRAISHIYAです。今回ご紹介するのはルイ・ヴィトンのミラMM 2WAYショルダーバッグです。ショルダーストラップは取り外し可能でハンドバックとしてはもちろんショルダーバッグとしても使える上品なデザインと実用性を兼ね揃えたルイ・ヴィトンのバッグです。お客様も大事に使用されてきたそうで特に修理等は必要がなくクリーニングのみのご提案です。ルイ・ヴィトンの歴史は古く、1821年ルイ・ヴィトンの創設者「ルイ・ヴィトン」はフランスのジュラ地方で12兄弟の真ん中の子として誕生したのですが14歳で親元を離れ単身でフランスの首都パリに旅立ちます。その後20年間トランク製造の職人として腕を磨き、フランス王室から依頼が来るほどまでになりました。1854年には現在の「ルイ・ヴィトン」の発祥である旅行カバン専門アトリエをオープンさせたのです。ルイ・ヴィトンというと定番人気商品としてモノグラムが有名かと思いますがモノグラムが発明されるのはもう少し後のお話でルイ・ヴィトンの息子であるジョルジュが後をついでからの時代になります。こちらのお預かりしたルイ・ヴィトンのミラMMですがシンプルなハンドバックでカーフレザーを使用している本革のバッグになります。カーフレザーとは牛革の一種で、生後6ヶ月以内の講師の革です。個体が小さく1頭あたりからとれる量が少ないため、希少価値が高く高級品とされている革です。大人の牛の革と比べると傷や損傷が少なく、柔らかくしなやかでキメの細かい特徴があります。柔らかく軽いので女性物のバッグには最適な素材とも言えるでしょう。そんな最高級のカーフスキンを贅沢に使用したルイ・ヴィトンのミラMMですが修理専門店としては慎重に扱わなければいけない革もまたカーフスキンなのです。柔らかでしなやかな繊細な革が故に傷が付きやすく摩擦にも弱い。強く引っ張ればちぎれてしまう事も。柔らかなカーフスキンの特性を理解した上でクリーニング方法を変えていかなければなりません。この点は、創業75年のクリーニング店ならではの技術と知識でしっかりと判断させていただきますのでご安心下さい。ルイ・ヴィトンの修理専門店として、ルイ・ヴィトン正規店では断られてしまったような修理も当店でお受け出来る場合がございますので一度ご相談いただければ幸いです。

修理リペアの実例概要

1

ではお預かりしたルイ・ヴィトンのミラMMの状態を詳しく見ていきたいと思います。素材はカーフレザーで色はターコイズブルーで染められコーティングされています。カーフレザーは牛革のなかで一番若い生後6か月程度の仔牛の革で、希少価値が高い革です。 薄手で繊維構造が細かく、銀面(革の表面)がとても美しく、手触りも心地良い最上級の素材です。 まずクリーニングするにあたり専用の溶剤で表面のコーティングを剥がしていきます。この剥がす作業が不十分であったりムラがあるとその後の工程にも関係していきますので注意して細かい部分までコーティングを除去していきます。革のクレンジング剤に使われるメジャーな物の中に高濃度のアルコール剤がございます。近年、感染症の対策として手指消毒剤としても使われているアルコールですが普段アルコールの付いた手で革製品を扱うとその部分のコーティングが剥がれてしまうので、普段から気をつけて扱う必要があります。ルイ・ヴィトンの修理専門店であるREPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは除菌にも効果があり大変好評を頂いております。また、クリーニング方法としては大まかに3つの方法をご用意しております。

2

1つ目は前記でご紹介したアルコールの溶剤を使っての「クレンジング」です。手作業で細かい部分まで汚れを落としていくので、革についた手垢の汚れを綺麗に落とすことが出来ます。手作業で行うので財布などの細かい溝部分も専用のピックを使って綺麗にすることが出来ます。ルイ・ヴィトンの財布などもこのクレンジングをすることが多いです。2つ目は「特殊ウェットクリーニング」と言って水洗いで汚れを落としていく方法です。具体例だとポーターのバックはナイロン製の生地で特殊ウェットクリーニングを行うと、とても綺麗に洗い上がります。3つ目は「ドライクリーニング」で石油系の溶剤に丸ごと漬け込み汚れを落としていく方法になります。革製品でウェットクリーニングやドライクリーニングが可能な物もありますが、バックなどの製品は外側は革でも裏地は布製の場合があります。そのような場合ウェットクリーニングをしてしまうと革の色が落ち、裏地部分に色が移ってしまう事がございます。時間はかかりますが、1つ目に紹介した「クレンジング」が安全な方法となります。今回お預かりしたルイ・ヴィトンのミラMMもクレンジングが適正だと判断致しましたのでクレンジングを行いました。

3

ルイ・ヴィトンのバックは持ち手も革素材になるため一番劣化しやすい部位もこの持ち手になります。このタイプの持ち手は「丸持ち手」といって革を丸めて出来た厚みのある持ち手になります。また、一枚の革で出来ている薄い持ち手を「平持ち手」といいます。劣化しやすい持ち手部分は交換修理も可能です。今回はクレンジングで手垢などの汚れを落としていきました。また、革と革を縫い合わせた際に出来る面を「コバ」といいます。このコバ部分の塗装が剥げてしまった部分も修理が可能でございます。このコバ部分を綺麗に出来ると引き締まった印象になるのでおすすめです。ルイ・ヴィトンの修理専門として多くのルイ・ヴィトン製品を扱うREPAIR-SHOP HIRAISHIYAでは様々なリペア・修理内容を揃えております。正規店でも断られてしまった修理内容も内容によってはお受け出来る場合もございますので諦めずご相談下さい。クレンジングをすべて終えたら、最後にコーティングをしていきます。コーティングとは透明の膜のようなもので施すとツヤが出ます。このコーティングをしないと中の色が擦れた際に落ちてしまうので全面にコーティング剤を何度も薄く塗っていきます。

4

こちらがクリーニング工程をすべて終えたルイ・ヴィトンのミラMMのハンドバックです。細かな部分も手作業でクレンジングをしたので新品のような印象に仕上げることが出来ました。ひとつにルイ・ヴィトンのクリーニングといってもルイ・ヴィトンの状態や素材により種類の異なるクリーニング方法を掛け合わせて行っていきます。お預かりしてから診断やクリーニングについては一定のお時間を頂いております。しかしそれは、機械ではできない革それぞれの特徴を見抜き、人の目で確かめながら手仕上げにこだわるREPAIR-SHOP HIRAISHIYAの強みでもあると思っております。革の素材は唯一無二で同じものはひとつとしてございません。製品になりお客様の手に渡った後も保管方法や使い方の癖などマニュアル通りの修理とはいかない事が革の修理専門店の難しさであり、面白いところでもあります。ルイ・ヴィトンの修理専門店として好評頂いておりますREPAIR-SHOP HIRAISHIYAですが、ルイ・ヴィトン以外の革製品のリペア、修理も数多く頂いております。修理出来るかどうかのお問い合わせは当サイトお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。