2022/09/01

ルイヴィトン修理リペア

ファスナー交換修理

こちらはルイヴィトンの本革で出来た財布となります。リペアショップひらいしやに届いた時にはすでにスライダーが取れている状態でした。スライダーとは取っ手の部分を差し、その部分が取れた場合は、それを利用してお直しすることが可能です。こちらのVuittonのスライダーはヴィトンの刻印がされており、しかも金色のメッキがされておりましたので、引き続きそれを引用して使いたいところです。そのため、そちらのスライダーをそのまま利用してお直しすることにいたしました。その場合、まずはスライダーの丸いわっかのところが切れていないことがお直しする条件となります。スライダーの元の部分がかけてしまうからスライダーの取っ手が取れてしまうと思いますが、まれにスライダーのところが欠けて元から取れてしまうパターンもあります。こうなってしまうと、スライダーを利用してのお直しは難しくなります。こちらの場合はそれがなかったので、取れたスライダーをそのままお直しすることが可能でした。お直し方法として、一度、スライダーの元の部分を外します。元の部分が欠けて取れてしまっているので、このもとに関してはお直しが難しいため、スライダーとファスナー全体の色合いにあった同じ色のスライダーの元を新品にて用意して、そこに取れたスライダーをはめて再度、取り付けるといった作業になります。工程的には約一時間かかります。それではこちらの財布の話に戻りましょう。こちらのスライダーは比較的状態がよかったため、金メッキを再度施さなくて大丈夫でした。そのため、新しいスライダーに取り換えるときの色味の違いがでないためにいい状態でありました。これが色味が違ってきたりすると、新しいスライダーの元とスライダーが違った色味になってしまい、違和感が出てしまいます。もし万が一、違和感が出てしまいそうなときは、どちらをなじませるため、加工もしくは色味合わせのスライダーを取り付けますので、実際はさほどお直しした感は感じにくい仕上がりになりますので、ご安心ください。ルイヴィトンの財布はどうしてもこのスライダーの取っ手部分は取れやすくなっております。それも使用頻度が多ければ多いほど、鉄が消耗しますので、取れてしまいます。これはルイヴィトンは一生ものの製品が多いため、長く使っているとどうしても部分部分に負荷がかかり、そうなってしまいます。しかし、一度しっかり直せば、また何年も使えるようになるので、大切に使っていただければREPAIRーSHOP HIRAISHIYAも幸いです。

修理リペアの実例概要

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それではこちらのルイヴィトンの状態を詳しく見ていきましょう。こちらのヴィトンの財布の取っ手は完全に取れてしまっています。これはファスナーと取っ手をつなげている部分が経時劣化によってファスナーつなぎ目の鉄が破損してしまってのことです。こちらの症状はよくあります。ファスナーはほとんどの衣類で取り付けられていますが、こういった財布のファスナーとなると、通常の衣類より開け閉めの頻度が多くなりますので、自然と鉄の部分も劣化していきます。そうはいっても、天下のルイヴィトンですから、ある程度の強度はあります。しかし、どんな鉄を使ってもこの部分はいずれ壊れてしまうものです。こちらの取れたスライダーの方は全くの無傷状態だったのが幸いでした。これですと、とれたスライダーはそのまま生かして、お直しすることができますので、ほとんど買ったときとわからないようにできます。REPAIRーSHOP HIRAISHIYAとしてもこのような状態ですと大変助かります。これがもし、スライダーの丸い穴のところも欠けてしまうと再利用が出来かねてしまいますので、こちらのスライダーは本当によかったと思います。こちらのスライダーは名入れですので、替えが効かないので、もしこうなっても諦めないで修理してほしいと思います。

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こちらがすでに取れてしまっているファスナーのスライダー受けの部分です。このように取り付け部分が完全に取れてしまっていて、こちらの状態ですと再利用できません。そのため、新しいものに代える必要があります。その代わりファスナーを通す金具(電車の通るレールのような箇所)※以後はむしと呼びます。の部分はそのまま使えます。これがもし、ファスナーを通す金具の部分がどこか欠けていたりすると、ファスナー全体を交換する必要があります。今回のこちらのルイヴィトンのお財布の場合、むしはそのまま使えたので、ファスナー全体を交換しなくて済みました。そのため、今回のルイヴィトンのお財布の修理としてはスライダーの交換のみとなります。ファスナー全体交換とスライダーのみ交換ではお値段が大きく変わってきますので、お客様的にも今回はよかったかなと思います。REPAIRーSHOP HIRAISHIYAとしては結果的にご満足いただける修理結果であれば大変うれしいので、お安くしかもスライダーをそのまま使えてお直しできるというのはうれしい限りです。

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そうしてお直ししたのがこちらの状態です。金メッキもしっかりのこってくれていたので、購入前とほぼ同じ状態に戻せたと思います。お直し方法としては、むしがそのまま生きていたので、一度壊れたスライダーの元の部分をむしから外します。そして、ルイヴィトンのマークが入っている金メッキの取っ手の部分と新しく用意したスライダーの元の部分をつないでから、ファスナーに通していきました。今夏のルイヴィトンの財布はすんなり入ってくれたので、よかったのですが、通常は時間がかかってようやくファスナーに通るという場合も大変多くなっております。写真をみていおわかりいただけると思いますが、きれいに違和感なく入ってくれました。ファスナーの開閉も問題ありませんでした。こちらのファスナーは通常通してもファスナーの開閉がしづらかったりすることもありますので、そういった場合は当社の法で微調整してお出ししております。ファスナー修理といってもむしが壊れていたり、生地が破れていたり、破けそうだったりと様々な状態の修理内容がありますので、その状態に見合ったお直し方法が大切となっております。こちらのお直し方法としては最小限の技術でお直しできた方となります。

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そして完成して最終的に開閉のスムーズさや、むしの調子がわるいところがないか、スライダーの部分がおかしくないかを確認してからの出荷となります。お直し時間は修理内容によりまますが、こちらの場合は当社に品物が到着してから約10日前後で完了いたしました。修理のみの場合やクリーニング、染め替え依頼等が複合する場合はさらにお時間を要します。今回のルイヴィトンのファスナーのみの交換も承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けください。財布は面積が小さいものですので、逆に部分が小さくて余計な負荷を与えてしまうとすぐに破損なんてことが起こりえますので、大切に使っていただきたいです。しかし、こういった日常毎日のように使うお財布ですと、何度も繰り返し使うファスナーや表面の革の色がはげてしまったり、傷がついてしまったりとしょうがない部分もありますので、そういった時にREPAIRーSHOP HIRAISHIYAをご利用いただければ幸いです。また、ご自分で無理かなと諦めないでどんなご相談も受け付けておりますので、どうぞお気軽に無料相談からご質問いただければ幸いです。それでは快適なヴィトンライフをお過ごしください。ヴィトンは一生ものですので、大切にしていきましょう。